どうして学者様の論文はPDFで公開されるのですか?ちょっと読みにくい気がします。

 んーと、理由はいろいろあると思うんですが、たとえば、引用するにあたってはページ数を指定する必要がありますので、普通のウェブサイトだとそれがやりにくいですね(細かくページを分けることで対応できるかもしれませんが、まあそれはそれで面倒です)。
 基本的にはそういう、ブラウザによって見え方が異なる状態だと学術的な厳密さが保証されにくい、といったことが主な理由だと思います。図や数式を多用する論文だと、HTMLではやりにくいのでその部分は画像にせざるをえませんが、これもあんまり多いと見にくくなりますね。あとは、こっそり加筆とか修正をするのもいけないことなので、そういうのが(比較的)やりにくいPDFデータを公的機関が公開しておくのにはその防止というか、これ元のままです、という保証をする意味もあります。
 ただ、一般の方には普通のHTMLのウェブサイトのほうが読みやすいということもあるかもしれませんので、一方でそうやって公式PDFをどこかに置くことで学術的な保証をしつつ、もう一方で一般向けのウェブサイトに同じものを掲載するというのもありかもしれません。文中でリンク貼って相互参照しやすくするといったこともやりやすいですし(これはPDFでもできますが、まあ)。
 PDFだと読みにくいと感じたことはあんまりないのですが、一般的な感覚としてはそのへんどうなんでしょうかね。やたらに余白が大きいとか、行間がむやみにあいているとか、変なPDFだと印刷設定に手間取ることはありまして、あれどうにかならんものかとは思いますが……。
 
Liked by: mskota
❤️ Likes
show all

Latest answers from

岡口裁判官によって柳は迷惑かけられてるの?柳は法曹じゃないから関係なくない?

.まあ、本名で SNS やることのリスクが間違った感じで広まってしまったというか。

大学から人文系を無くせという声はあるが、数学を無くせという声はあまりないのはなぜでしょうか。数学の研究は、直接もしくはすぐに役に立たなくても必要だと思われていて、他分野や社会から一目置かれている。人文系もかつてはそうだったはずで、それが変わったのはいつごろで、なぜそうなってきたのでしょうか。

.入試科目として数学が重要になったから、数学なくせなんていうとバカっぽく思われるからじゃないかな。文系科目は誰でもそこそこできるので0点はないけど、数学はコンプレックス刺激しやすいし。あと、もともと数学のポストなんてほとんどないけど、人文系は大学の拡大とともにどんどん増えたので、いろいろ恨みも買っているのだろう。

ここ数年ヤクルト村上が不振なんだけど、これは柳もまた村上ファンを公言できるのでは?

.あのホームランがいいのであって、打たない村上なんか知らんわ。

こいつまじで馬鹿だなって思ってもらって、それで出てってくれるならそれでもいいんだけど?

.出ていかないっしょ。あーこいつ馬鹿だなーと思われながら表面上で言うことだけ、みたいになる。人を出ていかすのはとんでもなく難しいんだから、入れた以上は力を生かしてもらうように工夫しないと仕方がない。

職場の院卒の若手が全然使えないです。机上の学問は実務じゃ通用しないんだよってマウンティングしてもいいですか?

.うわこいつマジで馬鹿だなって思われるだけだよ。

柳は新書とか書く予定ある?これから出す単著のエッセンスだけ抽出した初心者向けみたいなやつ

.日本語で一般向けの仕事をするインセンティブがとことんなくなっているので、そんなゆるいものは書かないと思う。

「講談社現代新書を書くのに向いてそう」は文系研究者が言われるのは嬉しいですか?

.講談社、中公、岩波だったら悪口とはそうそう思われないんじゃないか。

三権分立における司法権の独立って観念的過ぎてこういう事態にきめ細やかに対応できないよね

.そんなの自分が観念的にしか理解してないからだよ。弁護側の主張を読むだけでも、賛否はともかくいろんな論点がある。

裁判官って停職や減給ができないから何かやったら弾劾裁判で罷免するかしないかってなっちゃうのだろうか。

.日本の制度上はそう。アメリカではそれが問題になって、連邦裁判官の場合、連邦裁判所内で懲戒の手続きがいろいろ作られた。でも身内に甘いことが問題になって結局、弾劾になる例が最近は目立っている。しかし、連邦議会(特に下院)も弾劾は最後の手段と考えていて、担当の事件に直接関係する非行(賄賂とか)でなければ最終的な弾劾には至りにくい。どや、詳しいやろ。

おじさんは「侮辱したな!法廷で会おう!」みたいな心境になることってないの?もしあるとしたら、それはどんなとき?

.おじさんじゃねーし

Language: English