この間、当日ナンパした女性とその友人が勤めているバーへ4時間ほど飲みました。 注文したのは、ビール6杯(私)、ウーロンハイ2杯(女性)でした。 お会計の時に酔っていたこともあり、よく伝票を見ずにクレジットで決済したところ、スマホにその通知が来て、66700円取られていました。ちなみに、そのお店の中にメニュー等の料金表が見当たりませんでした。 上記の料金は、相場より高額であると思うので、高額な部分については、返金してもらえますか。 ご教示いただければ幸いです。
珍しい話ではないのが悲しいのですが、「よく伝票を見ずにクレジットで決済した」という点が、クレジットカード会社と戦うときには、決定的に不利になるという印象ですが、カード会社には、電話でも文章でも、そうそう容易にこちらの言い分をきいてくれる(それに沿った対応をしてくれる)ことはないのですが、店とトラブルになっている案件であることを、事実経過とあわせて詳細に伝えて、決済を保留してくれるよう要請するべきです(交渉です!あきらめずに、どこまでしつこく頑張れるか)。対店との関係においては、実際に受けた飲食・サービスを超える請求が行われているですとか、事前の説明と違う請求が行われている等々の、要は、この請求は詐欺である、騙されたものであるというような主張ができるかどうかの視点で検討する必要があります。店にホームページや、ポータルサイトへの掲載実績があるようであれば、ネットでの料金説明からしてもこのような請求額になるわけがない等々、客観的な裏付けがあるとよいですね。単に相場より高いという主張を繰り返すだけでは、一般論ではありますが、こちらの言い分を通すのは難しいです。ただし、4時間の飲食で66,700円を要求するような店舗なのかどうなのかについて、あきらかに相場より高いということを、店の外観、内装、サービスの内容、レベル、近隣の店舗の相場等々の具体的事実を示しながら証明していく、それがということであれば、争う余地はあると判断します。たいして信頼できるとは限らない異性に連れていかれた店舗にいってみたら、(本人としては)予想を超える高額請求をされたというトラブルは、男女とわず、たまにご連絡いただくトラブル類型のひとつです。kenさんのその知り合いの女性とその友人というものが、店側とグルになって、要は、カモをつれてくるという役割分担をしているのであれば、やり口としては悪質だとは思いますが、金額的には、警察沙汰や裁判沙汰にならない絶妙な価格設定、かつ、被害者としても、うーん、仕方ないのか、、と声をあげづらいといった複合的な要素から、この種の被害事例は、(繁華街でのナンパやネット経由での出会いがなくならない限りは)、この先もなくならないことと思います。いずれにせよ、事前の説明やネット上の料金表などと、実際の請求のズレの指摘、証明ができるかどうかがまずは大切で、それができないとして、単に相場より高いというだけでなく、近隣店舗の実態や店の形態の実態から、その料金は公序良俗に反するほどのものといえるかどうかが次に大切です。警察でも弁護士でも、この種の話は、証拠のない水掛け論であることが多いため、軽く扱われてしまう面も多いです。それを踏まえたうえで、どれだけ細かい事情をあげて、その詐欺的請求を説明できるかの勝負です。文章での事実経過の再現を細かく再現することがすべての出発点ですので、まずはそこを頑張ってみてください。あとは、この種のご相談をされる方の大半の方がそうですが、法律相談料を払ってでも、弁護士に見解を確認しにいくのだ、というぐらいの気持ちがないと、誰に相談しても無意味だと思います。ざっくりこんな感じなんだけど、結論はどうかな?ざっくりそんな感じだと、たぶん難しいから、あきらめたほうがいいよ。といった程度のやりとりでお茶を濁してしまうことに、私はどうしても抵抗があるのです。私が弁護士だから我田引水の話をしているわけではなく、上記ご質問程度の情報量で、まともな回答などできるわけがないというのが、(まじめに話を聴こうとする場合の)弁護士の感覚ということを知っておくとよいと思います。健闘を祈ります。