@TatsuoIto

Tatsuo Ito

今まで見た中で一番ひどい映画は?

実写版テラフォーマーズと進撃の巨人。これだけは言っておく。実写版テラフォーマーズと進撃の巨人。何度でも言う。実写版テラフォーマーズと進撃の巨人。実写版「鋼の錬金術師」はレビューでお腹いっぱいだったので見なかったけれど。

Latest answers from Tatsuo Ito

言葉の整理がなかなかつかないのですが、 「状況把握」することは、一連の行動が状況を指し示すとのことですが、そこから「意図」を読んで、「意味合いを見出す」ことがインサイトと呼ばれるものなのでしょうか。

askももう終わりだなと思うレベルのUXになってきましたね。
インサイトは主語にとっての意味合いです。コンサルティング実務において、主語は企業です。だから、企業にとって意味のある事実が見つかれば、インサイトが発揮できたと言えます。忘れてはいけないのですが、企業がサステイナブルでなければサービスは維持できませんね。ユーザーの一連の行動はユーザーの置かれた状況を指し示しますが、そこで分かった事実としての状況が、企業にとって意味があるかないかが大事です。
取り急ぎ、ご回答まで。

自分の中で腑に落ちないことがあったとき、どのようにして解消してますか…?

解消しないことが大事だと思っています。それはつまり、ずっと考える容量を与え続けるということが大事だということなのでしょう。そして、徐々に考えた量が積み重なると、いろいろと見えてくるものがあると思います。ただ、腑に落ちるかどうかはまた別の問題で、結論は保留しながら考え続けることが大事だと思います。

状況発生頻度の把握は、つまり行動ログを取得できる環境し、把握することが第一ステップということでしょうか。

そうですね。行動ログを取って、その一連の行動が状況を指し示すという考え方をするのが妥当だと思っています。ただ、一般的には行動データが状況に結びつくと理解している人はほぼいませんし、シークエンス分析がちゃんとできる人やツールがなかなか存在しないことが問題ですね。

記憶力が悪くて残念な気分にいつもなるのですが、どうすれば鍛えられますでしょうか。繰り返して覚えたと思っても忘れていってしまいます。

人は忘れることで生きていけます。忘れるということが機能しなければ、とてもしんどい暮らしをすることになります。だから、忘れる人は健全であるわけです。
すると、質問の意図としては、どうすれば忘れたくないことは覚えたままでいて、どうでもいいことは忘れ続けられるのか?ということなのでしょう。
テクニカルにはいろいろあると思いますが、言語レベルでのテクニカルなお話としては、覚えようとしている対象概念をできるだけ細かく描写することでしょうね。そうすると、逆に記憶が大変な気がしますが、かえって覚えられる面があります。
モーダルチャネルを増やす、入出力を繰り返し行う方法もあります。要は、見る、聞く、書く、感じるという人間の五感を駆使し、常に複数チャネルを使って入出力の両者を行うことによって覚えるという方法ですね。
あとは、情動を使うという方法があります。強い情動を伴う体験は記憶に残りますよね。自分の情動をコントロールして、記憶することが快の情動に結びつく形をうまく作れれば覚えられるでしょうね。快と恐怖との両方の情動をうまく使っても覚えられるでしょう。覚えられれば報酬がある、ダメなら罰則がある。そうすると、覚えられたときの快の情動と、ダメだった時の恐怖の情動があいまって、いろいろと覚えられるでしょう。
あとは、無意識的な心象風景みたいなものと対応付けを行うといったことがあるのですが、無意識的なところをいじると、割と副作用があるのでお勧めはしません。眠れなくなったり、オンオフが下手になったりします。覚えたくないものを対応付けしてしまって、生活に支障が出るといったこともあります。
私が知る記憶の方法は以上です。鍛えるというのは、それぞれの方法を繰り返し行うということですね。私は全部やってみましたが、お金がちゃんともらえる、評価されるお仕事に必要なことは覚えられる、という状況にはなっています。いわゆる報酬がクリティカルですね。
取り急ぎ、ご回答まで。

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いつもメルマガを楽しみにしておりますが待遠しいため、過去のメルマガを読めたりできるような手段や環境はございますか。

ごめんなさい。最近、メルマガ送れていないですね。G SUITEが不具合で、ちょっと送れないのです。アメリカの会社の配信システムに登録して、リストの移行もしたので、あとは出すだけなのですが、まだ出せていません。すいません。
過去のメールマガジンは読めません。ごめんなさい。前はまぐまぐやmelma等の配信スタンドも使っていたのですが、自社配信100%に切り替えてからはそういうこともやれなさそうですし。
今は、YouTubeにアップ用の動画を撮ったりしていますが、クオリティが今一つなので、もうちょっとお待ちください。
情報の配信は今後も続けていくつもりではあるので、もう少々お待ちいただければと思います。よろしくお願いいたします。

伊藤先生、こんにちは。 夢は持たなければならないものですか?

別に持っても持たなくてもいいなじゃないですかね。
最近は「夢を持て!」という上の世代、「やりたいことが分からない下の世代」みたいな話があると思います。
「俺たちは夢を持ったもんだ」とおっしゃる人もいますが、持ち家を持つことが夢だったり、お腹いっぱい食べる、が夢だったり、そんなもん今は当たり前じゃないの?とか魅力を感じない・・・、と思うような夢でしょう。だから、「人並みに暮らす」程度のことも、彼らのロジックから言えば立派な夢だと思います。そうすると、みんなそれなりに夢は持っていることになります。
ただね、無理やり、他人の理屈で目標設定的に生きることを私はあまり勧めないですね。学習塾が「志望校に絶対受かる!」みたいなことを目標にさせてますが、そんなもんは他人や親に要請されるものですよね。それは手段でしかない。だから、それを絶対化して失敗経験を自分に刻まなくてもいいようにも思います。学歴はあるに越したことはないのですが、手に入らないならそれはそれで仕方のないものです。
やりたいことはやりたくなってやってみているものです。ブランコに乗りたい子供は、「自分はブランコに乗りたいのだろうか?」と思う前にブランコに乗っています。色々見てみて、やってみたいなと思えることがあって、それがその瞬間にできないレベルのもので、ある程度の準備が必要で、その準備をしても構わないと思えるようなものであれば、それが「やりたいこと」にそのときはなっているように思います。
ただ、ある程度の技能は必要なこと、日本は若い人じゃないと組織に迎えたがらないこと等から、制限時間があり、なんらかの選択を強制されてしまう面があるわけです。専門学校等で学ぶ程度の技能は、たいしたものではありませんし、独学でできる人も割といます。ただ、凡人ならば、ある程度の準備が必要です。
たとえば、パンダの飼育員になりたい!と言ったところで、パンダの飼育に関われるのはスーパーエリートなので、それ相応の動物研究系の学部での学歴が必要になるわけです。宇宙飛行士も博士レベルの学歴が必要だったと思います。そうすると、学歴は手段として必要になってくるわけですね。子供のころから強烈にパンダを飼育したいなら、パンダ博士になるレベルで勉強する感じでよいのではないかな、と。それはそれで悪くはないと思います。
いろいろ見てみて、やりたいなと思ったときに、その準備をしてみて、できそうならやればいいし、できなさそうなら諦めればいいなじゃないでしょうか。それだけです。そうやって生きていくプロセスでそれなりに楽しければいいんじゃないですかね。
ただ、これから日本はじりじりと貧しくなっていくだろうなあと思いますし、そうなるとかなりサバイバル的で、他人に足を引っ張られたり、治安が悪化したりといろいろあるでしょうが、そんな中を生きていく認識を持ちつつ、ふんわりと生きていければいいですね。そのために必要なものはなんだろう?と問うていくことは常に必要ではあります。結局、自分で自分を助けるしかない面があります。悲しいことですが・・・。
みたいな感じですが、お答えになっていますでしょうか。取り急ぎ、ご回答まで。

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以前のツイッターで、「マズローやアドラーは古典として参考にするべきだ」と仰っていたかと思います。 マズローが古典なのは何となく分かるのですが、アドラーはどのあたりが先端研究と乖離があるのかをうまく理解できないでおります。 お時間あるときで構いませんので、ご教授頂けると幸いです。 よろしくお願いします。

アドラーが好きな人って多いですね。アドラーの主張はマズローと同様に個人の経験、内観に従った主張ですよね。それを主張するのは構いませんが、それが科学者の言葉でしょうか?思想家や臨床の実践者として見る分にはいいのでしょうが、現代から見て科学的とは言いにくい面があると思います。
現代の「心理学」で言及されるアドラーの主張は概ね、動機づけにおける「コミュニティへと駆り立てる衝動」と、パーソナリティーにおける「劣等コンプレックス」ですよね。それ以外は拾われることもないと思うんですが、それ以外の部分で結果的に許容できる要素を拾えますか?私は拾えないと思います。
また、その言及についても、後の学者が「コミュニティへと駆り立てる衝動」に類した「所属の欲求」について、どうもそういうものがあるようだ、というエビデンスを一生懸命に挙げていますが、アドラー自身はそれを前提条件としているんですよね。直感的に前提条件としたものを踏まえて彼の臨床の実践があるわけですが、その一部が正しかったからと言って、彼の理論全体をサポートできるわけではないですよね。
「劣等コンプレックス」は今でも一般に流布される考え方ですが、彼はそれを個人的経験からさしたる検証もなくあるものとしていますが、現状で受容されている考え方は「幼少期にパーソナリティや他者との愛着パターンが形成される」面もあるが「人の発達は生涯に及ぶもので、幼少期に特に限定されるものではない」といったところでしょう。
質問と合致した答え方ではありませんが、上記の2つのポイント以外に拾える部分は特になさそうだ、と思っています。臨床の実践者として実践していたことが、後の認知主義や認知行動療法等で使用されたとして、それは彼の理論体系が正しいということにはならないと思います。
また、実践というか臨床の話でいっても、クライアントの問題を解決できる問題だ、と捉えたとして、本当に解決できない問題を抱えた人は存在すると思いますよ。ただ、それは臨床家や実践者の信念に適合的なのであって、事実ではないのではないかな、と。臨床家が言う「有効」って本当に科学的に有効なのかな?といつも思います。
また、私の感覚で言うと、発問として意味ある発問も私はアドラーには発見できていません。古典として意味ある学者はたいてい問題規定に意味があるものがあった人が多いのですが、アドラーはそういう部分ありますかね?
ここから、かなり手厳しいことを書きますね。アドラーの目的論的に、目標達成を人間の行動要因として捉える部分について、意図するせざるを別として、多くの害悪がまき散らされた面があります。いわゆる自己啓発思想であり、経営では一時流行した「ビジョニング」ですよね。
軍隊において最強の兵士を作るためには、自己啓発思想はとても役立ちますし、米国で目標達成論的に人間を捉え、自分で目標設定を行いそれを達成するという兵士を要請した時期がありましたよね。それを退役軍人が広めたのが自己啓発の民間への流出だと思います。セミナーをやっている会社の顧問とか役員には「元大佐」とかそういう人がうようよしていた時代でしょう。それは目標設定されれば犬のようにその達成にまい進する人間を生産することには成功したかもしれませんが、それで人々はアドラーが言うように人間らしくあれたんでしょうかね?また、ビジョニングのように俗流の思想と合流して、達成イメージを持って、目標にコミットすれば実現に向かうと言った考えは、アドラーの思想からも少し離れているとは思いますが、影響を与えたことは否めないでしょう。目標を達成するには、外部環境と内部資源のたまたまの適合状況が必要ですからね。
といったところです。書きすぎましたがこれぐらいにしておきます。取り急ぎ、ご回答まで。

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こんにちは。伊藤先生が、学生時代に読んで影響を受けた小説はありますか?

しばらく質問を放置していましたね。すいません。学生の方ですかね?
時間があるなら読書等、コンテンツに触れるのは意味があると思います。
さて、学生の頃は小説を読んだり書いたりみたいなくらしだったので、すごく読みましたが、すごく忘れました。もはや何を読んだか覚えていません。
村上春樹は当時は好きでしたね。「羊をめぐる冒険」や「ダンスダンスダンス」、「ねじまき鳥クロニクル」等はとても素敵なお話でした。
あと好きだったのは「アムリタ」とか「TSUGUMI」とか吉本ばななですね。
芥川賞は一通り読んだはずですが、全く覚えていません。三田誠広の「僕って何」とか、「地に火を放つもの」、「デイドリームビリーバー」等はよかった気がします。
辻仁成や姫野カオルコもよく読んだ気がします。「ガラスの天井」とか、「グラスウールの城」だったでしょうか。割とみずみずしい感じを覚えています。姫野カオルコはどちらかというとエッセイが面白かったですね。
山田詠美の「僕は勉強ができない」も高校か中学か忘れましたが、印象に残っています。若いころは少しエッチな感じの本であれば面白く感じてしまう面もあります。
世界の名作で行くと、ドストエフスキーは割と面白かった気がします。「罪と罰」はよく覚えています。
英文科だったので、ジーン・ルイスやオスカーワイルド、メルヴィル、ポーなども読んだのですが、正直、全く面白くなかったですね。シェイクスピアは割と面白かったです。「リチャード三世」や「ロミオとジュリエット」、「リア王」なども読んだと思います。シェイクスピアは今の人でも面白く読めるのではないかと思います。
あとはなんでしょうね。哲学寄りで言うと、ニーチェを大学のころは読んだりしていましたが、お勧めはしません。「ツアラトウストラかく語りき」は小説風に書いてありますが、たぶん、よく分からないでしょう。サルトルの「嘔吐」、カミュの「異邦人」等は割と読めるんじゃないですかね。
変わったもので言うと、松浦理英子「親指Pの修業時代」も印象には残っています。ややエッチなお話にも思えますが、個性と障害みたいなものを考えるにはいい話だったような気がします。
ぱっと思い出せるもので以上ですが、いかがでしょうか?気になったものをさらっと読んで、面白ければ読めばいいしつまらなければやめればいいと思います。
取り急ぎ、ご回答まで。

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AIやIoT、ブロックチェーンから果ては空飛ぶ車なんてのも出てきましたが、伊藤さんが今1番注目してる技術は(この中に限らず)何ですか?

現状ではいわゆるメディア技術に注目しています。人間と環境の間にある何かをメディアと定義すると、身体能力拡張、認知能力拡張、情報処理能力拡張の技術となり、そこにはサイボーグ技術やエンハンスメント的なiPS細胞技術なども含まれると思います。
そういう意味では、ブロックチェーンもトレード、インタラクションに関わるという意味でメディア技術でしょうか。
また、量子コンピュータが実用化されながら、人間の脳の情報処理メカニズムが量子レベルで解明されたとして、その両者の共通性などに興味がありますね。人間だけでなく、あらゆるエネルギーを持つ存在は無限遠までゼロでないエネルギーの幅をもっているそうなので、それは人間のありようと宇宙のありよう、すべての物事のありようの基礎付けをやり直すことができる契機となるように思います。
近いうちにメインフレームのような巨大なものは、量子コンピュータ化していくと思いますので、現状で世界で足りていない計算量はどんどん足りてくる未来があるといいと思っています。大国同士の暗号の解読合戦のような不毛なことに処理能力が使われるのもどうかとは思っております。
取り急ぎ、ご回答まで。

お金をたくさん稼ぐために必要なことは何ですか?

たくさんがどれぐらいか?どれぐらいの時間で稼ぐか?によりますね。
自分がオーナーの会社を作って、IPOまでいければ100億円ぐらい資産形成できるでしょうかね。一部上場で時価総額がそれなりになる会社を作れれば、創業家で1000億円レベルまでの資産形成ができるケースがあったようですね。
外資系の金融機関で稼いだとすると、そこそこ行ければ10億円ぐらいの資産形成が可能と聞きましたが、本社のCEOとかであれば、年間のボーナス数十億と言いますが、日本人では無理でしょうね・・・。
コンサルティングでパートナーになると、数億円の資産形成が可能でしょうか。日系大企業の役員になったほうが何億円かは高いんじゃないかと思います。
で、それぞれ必要なことって違うと思うんですが、いわゆるスマイルカーブの両端が稼ぎますので、外資金融みたいなスーパーな頭脳労働者になるか、スポーツ選手やらエンターテイナーみたいなスーパーな肉体労働者になるかの二極だと思います。
スマイルカーブの真ん中、いわゆる「普通」のレンジが一番稼ぎにくいと思います。
自分の能力に照らして、どうスマイルカーブの両端のカネが稼げる立ち位置にいくか?が問題になると思います。
一般論としてはこれぐらいでしょうか。取り急ぎ、ご回答まで。

Language: English