田口さんの妄想最高でした!恋しました!!ぜひ続編お願いしたいです!!!!

ガラッと店のドアが開く音がしたので私は振り返った。
私「いらっしゃいま…」
淳之介「来ちゃった」
私「!?」
ざわめくお客さんと色めき立つバイト仲間。彼は自分が飛び抜けてスタイルが良くて飛び抜けて美形なことを自覚していないのか、何の変装もせずふら〜っとやって来るので彼女としては気が気ではない。
淳之介「今日何時に終わるの?」
周りの視線など気にもせず笑顔で話しかけてくる。
私「21時あがりだけど…」
淳之介「じゃあ終わるまで待ってるね」
私「え!?」
淳之介「一緒に帰ろ〜」
じゅんくんはへらへらといつも通りの笑顔で手を振りながら店を出た。
バイト終わり。慌てて店を出る。店を出たとたん、横から「わっ!」と声をかけられてびっくりした。
淳之介「おつかれさまー!」
満面の笑みのじゅんくんにジュースを手渡される。
私「びっくりした…!」
ジュースを受け取りながら「ありがとう」と言うと、じゅんくんはまたへらへら笑った。
私「どうしたの?映画の約束、明日だよね?」
昨日、やっと体調が万全になった。私が風邪をひいたせいで延期になっていた映画デートは、明日行こうと今朝連絡をとったばかりだった。
淳之介「はやく元気な彼女に会いたくて」
私「……」
淳之介「明日も会うけど待てなかった!なんつって!」
私「…そ、そうか」
よく恥ずかしげもなく言えるな…。聞いているこっちが照れて思わず俯いてしまう。
じゅんくんはとたんに不安そうになって私の顔を覗き込んだ。
淳之介「ごめん、もしかして迷惑だった?」
私「…ううん、嬉しい」
淳之介「よかったー」
じゅんくんはまたへらへら笑う。
私「今日はやけにご機嫌だね?」
淳之介「んへへ。わかる?」
私「わかりやすい」
じゅんくんは急に後ろからガバッと私に抱きつくと、ぎゅーーっと強く抱きしめた。
私「わっ…!」
耳元でそっと囁く。
淳之介「お昼に食べたお弁当が美味しかったから」
…………それだけかよ!!!!
思わず吹き出す。
私「何だったの?」
淳之介「カレー!」
しかもカレー。昼に食べたカレーが美味しかっただけでこのへらへら具合。
私「よかったね」
淳之介「ねぇ、ラーメン行こう」
私「え?」
淳之介「お腹すかない?」
ラーメン!ラーメン!と上機嫌な彼に手を引かれて、最近ダイエット中なんだけど…とも言い出せず急なラーメンデートが決定してしまった。
ダイエットしてるなんて言ったら優しい彼は「そんなの必要ない」って言うに決まってるんだ。でも優しくて少しバカでかっこいい彼氏のために、かわいい彼女でありたい私の気持ちもわかってよ。〜fin.〜

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