付き合っているひとがいて、でもそのひとと出会う前からずっとすきでいたもうひとりへのきもちが断ち切れません。どうしましょう?

僕のフォロワさん(ないしはその周辺?)に、ほんとうにこんな方がいらっしゃるのでしょうか。
ここはお話してみたい方が多いインターネットですね。
 
さてさて。
質問を読んでどきりとしてしまったのですが、僕も恋人がいたとき、まさにその状態でした。
(ネットに書くのはおろか誰かにちゃんと話したこともなかったように思いますが、もういろんな意味で時効かな、と思って書いてしまいます。許してくださいね。)
だからよくわかりますというのも乱暴ですし、自己弁護のようで見苦しいかもしれませんが、それはしかたのないことだと思います。というのも「ずっとすきでいた」のは変えようがなかったあなた自身と不可分な状態で、ある人と出会って恋人となるにはもっと細かな巡り合わせやタイミングの機微が必要で、それらはまったく別個なものだからです。
 
とても冷たい言い方をすると、恋人関係なんてある種の契約に過ぎないと思います。書面になっているだけ婚姻関係のほうがまだマシというレベルで(社会的云々は全然違いますが)、社会通念のようなものにあてられて醸成された「恋人にしてほしいこと」を排他的に贈り合うだけのものでしょう。
それをしたい、ということと、そのひとが好き、ということは100%一致するものではないはずです(多くの部分が重なることこそあれ)。
 
もっと言うなれば、あなたが「もうひとり」の方のことをずっと好きでなければ、立ち振る舞いやものの考え方も少しは変わっていたかもしれません。恋人の方との関係は、「ずっとすき」を前提にして成立していたのだから、それを解消しようというのは(この方向の論理でいけば、少なくとも)ナンセンスきわまりないことでしょう。
 
恋人のことは、ちゃんと好きですか?
何人もと同時に「恋人とだけすること」(ただしこの定義は個人/カップルetc.によってさまざまだと思います)をしてしまうのは、おそらく許されないことなのだと思いますが、一度に何人もの相手に恋愛感情を抱くことまでは、どうしようもないことだと思います(もっといえば、loveとlikeは世間でいうよりもっと未分化なものだと思います)。
「ちゃんと好き」と言い切ることができるならそれでよくて、恋人とちゃんと排他的な関係を維持しているのであれば、申し訳なく思うことはまったくないと思います。持ち主すらつかまえられない人間の心を、恋人(とラベルのついた他人)にまるごと預けてしまうなんて、そんなことできるわけないじゃないですか。
 
「もうひとり」の方への恋愛感情がくすぶっているのは、やっぱりつらいですか?
けれど、「ずっとすき」なままだったという点には、何らかの理由があるはずです。そのひとに恋人がいらしたのでしょうか。そういう関係になかったのでしょうか。勇気が出なかったからかもしれません。
そこまで僕がどうにかして差し上げることはおそらくできませんけれども、先ほど書いたように、恋人と出会ったあなたの裏にあった(ある)「ずっとすき」を慈しんであげてくださいな。
どうすることもできないかもしれませんが、壊さないでとっておくことくらいならできるはずです。
 
……という感じでいかがでしょうか。
途中から自分でも何を書いているのかわからなくなってきましたが。
ちなみに僕はというと、同じようにうーんうーんと悩んでいる間に恋人にふられてしまって事なきを得ました。そのあとのことは聞かないでください。
あなたがそうならないことをこっそり祈っています。どのような形がいいのか僕にははかりかねますが、お幸せになられてください。

The answer hasn’t got any rewards yet.