やらなければならない事は分かっているのにやる気が全く出ません。こんな自分を変えたいと思っているのに自分で行動する事がなかなかできません。どうしたらこんな状態から脱する事ができるのでしょうか。ダメなことは分かっていてもこのままでいいと思っている自分がいるのも事実かもしれませんが…。上野さんの言葉をぜひ聞きたいです。

ご質問誠に有難う御座います。

もし、ご質問者様が、そもそも「何かを行おうとするつもりがない」ということでしたら、残念ながら私には何らアドバイス出来ることは御座いません。

ですが、もしご質問者様が「何か行いたいことがあるが、やる気や集中が続かない」ということでしたら、少しくらいはアドバイスが出来るかもしれません。

さて、私は大学生の頃、テラスモール湘南というショッピングモールの2階にあるスターバックスによくいたのですが、そこにはMacBook Airを広げている人が大勢いらっしゃいました。

皆様もスタバや喫茶店などで、MacBook Airを広げる人を見かけたことがあるかと思いますが、彼らのモニターをこっそり覗くと90%くらいの確率でFacebookかTwitterが開かれています。

別にそのことをどうこう言うつもりは御座いませんが、TwitterやFacebookを見ている表情はどこまでも真剣で、あたかも重要な会議資料を作っているような顔で御座いました。

ところで、今私は池袋のドトールでこの文章を書いているのですが、どうにも不思議なもので池袋のドトールにはMacBook Airを広げて難しい顔をしている人がおりません。

Wi-Fiも飛んでいるのでTwitterを見るには最適な環境にも関わらず、何故MacBook Air勢がいないのかと考えると、ドトールは、あまりオシャレなイメージがないということが原因なのではないかと思います、ドトールが好きな私としましては甚だ遺憾では御座いますが。

今思い返して見ると「テラスモール湘南」も私が学生の頃はオープンしたばかりで、なんとなくオシャレなイメージが御座いました。

テラスモール湘南の4階にはサンマルクカフェという喫茶店もあるのですが、スタバのある2階がファッションの店舗が多いのに対し、4階は本屋や電気屋といった店が多いので「オシャレ度」は低かったかも知れません。

そのせいかサンマルクカフェには、あまりMacBook Air勢はおりませんでした。

さて、スタバで難しい顔をしながらMacBook Airを広げてSNSを見ている方が、いったい何を考えているのかと考えると「オシャレっぽい場所(スタバ)でオシャレっぽいもの(MacBook Air)を使い仕事をしているっぽい雰囲気な自分」に酔っているということかと思います。

その証拠にMacBook Airを広げている人は必ず、画面が他の人から見えにくい座席に座っております。単純に画面を人に見られたくないという意識もあるかと思いますが「画面を見られたら仕事をしていないのがバレる」という意識も強いのではないでしょうか。

さて、最初に私は「ドトールでこの文章を書いている」と書かせて頂きましたが、この言葉に一つ補足をさせて頂きます。

私は、ドトールの入口に最も近い席で、画面がレジや後ろを通る人に見えるような角度でこの文章を書いています。

これは家で作業をしているとすぐにサボってしまう私が生み出した苦肉の策なのですが、人は「誰かに見られている」と思うと、なかなかサボりにくくなります。

勿論、自分の家でも集中して作業が出来るのであればそれに越したことは御座いませんが、多くの人はそんなに強くありません。

誰かに見られているという意識があって、ようやく集中が出来るものだと思います。

残念なことに私が使用しているiPadは優秀で、池袋のドトールでも「ニコニコ動画で面白い動画あるよ」と私に甘言を投げかけてきます。

もし私が「他人から画面の見えない位置」に座っていたら、その甘言に乗ってしまっていることと思います。

ですが私の座っている場所は、他の人から画面が丸見えなので、私は泣く泣くiPadの甘言を振り切ることが出来ました。

最後にご質問者様にアドバイスをさせて頂きます。


私は何もドトールの一番目立つ席で作業をしろ、と言いたいのでは御座いません。

私がお伝えしたいのは、「環境を変えろ」ということで御座います。

人の意思というのは残念ながら、短い時間なら効力がありますが、長い目で見れば非常に弱いと言わざるを得ません。

ですので、人の目もなく、サボっても誰からも文句を言われない状況でありながら、意思だけで努力を続けるなんて、ほぼほぼ不可能で御座います。

意思を変えたところで結果が変わらないのであれば、これはもう環境を変えるしかないのではないでしょうか。

人の意思というのは先ほど申し上げたとおり短い時間しか保ちません。

ですが逆に言えば短い時間なら保ちます。

ですので、この短い「意思が保つ時間」を使い、自身が努力せざるを得ない環境を作ってみてはいかがでしょうか。

今回の私の場合、人に見える位置に座る、というもので御座いました。

もし人に見られるところで作業が出来ないのであれば、友人に「あと3時間で作業が終わる」と先にメールするという手段でも良いでしょう。

スマホアプリが邪魔をするなら、やる気のあるうちにアンインストールしましょう。

漫画に手を伸ばしてしまうなら、漫画を捨てるか、漫画の無い環境に移動してみる

やる気が無くなってから、対応をしようと思っても間に合いません。

やる気があるうちに、「やる気が無くなった時に、手を伸ばしそうなもの」を潰しておく必要が御座います。

もし、スタバでMacBook Airを広げて、本文をお読みの方がいらっしゃいましたら、他人が画面を見える角度に座り直してみて下さいませ。

少しは作業が捗ることと思います。

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