自分より明らかに優れていて敵わないなと感じる人につくった「貸し」の返し方がわかりません。その人が知らないであろう何か別のもので返そうと考えていると、また「貸し」をつくってしまいます。人間誰しも誰かより何かに秀でる能力があるかもしれないのなら、これは私の努力が足りないのでしょうか。
ご質問誠に有難う御座います。
私がこのご質問を頂いて、最初に思い出したのは、大学1年の時に先輩からご飯を奢って貰った時の先輩の言葉で御座います。
「上野は俺に返さんでええから、後輩に返せよ?」
この言葉の意味をご理解頂けますでしょうか?
この言葉には次の言葉が続きます。
「俺も先輩に奢って貰った。そしてその恩を返してない。その恩をこうして今、上野に返してんだ。だから俺に返そうとすんな、後輩にちゃんと奢ってやれ、今日のお前の飲み食い代は俺の物でも上野の物でもない。ずっと後輩に引き継がれていく遺産みたいなもんだ。」
で御座います。
御質問者様が、その優れている方にどんな貸しを受けたのは分かり兼ねますが、多分その方は直接返して欲しいなどとは思っておりません。
勿論、その優れた方が「返さなくていい」と思っているからといって、御質問者様が「じゃあ返さなくていいんだ!」と開き直るのは全く違います。
返せるものなら返した方がいい、それは当たり前で御座います。
ただ現実的な話をすれば、そういった方は「直接」返して欲しいなどとは思っていないことが殆どで御座います。
返そうとしたら、さらに「借り」を作ってしまうというところからも、そのように感じます。
「情けは人のためならず」という言葉は最近誤用が多いですが、本来の意味は「人にかけた恩は巡り巡って自分のところに返ってくる」という意味で御座いますが、この考えに近いでしょう。
なので御質問者様が今してはいけないことは、一つしか御座いません。
受けた「借り」を自分のところで止めてしまうこと。
その「優れた方」やその「優れた方に恩を与えた方」などが作った素敵な流れを止めてしまうこと。
それさえしなければ問題御座いません。
だから後輩が出来たら、その優れた方の話も含めて面倒をみてあげて下さいませ。
だから、その優れた方から頂いた「借り」で社会に還元して下さいませ。
そしてもし、余裕が出来たら「あの時は有難う御座いました」とその方のところに行って「その借り」をどれだけ活かせたか、という話をしながら、飲み代でも奢れば、これ以上のお礼は御座いません。
私はこのような恩返しの仕方でとても好きな話が御座います。
それはソフトバンク社長 孫正義氏と、日本マクドナルド創業者 藤田田(でん)氏のお話で御座います。
高校時代に藤田氏に憧れた孫正義氏は、何度も藤田氏を訪問し、「コンピューターを学ぶべき」という助言を貰います。
その後、孫氏はその助言をもとにソフトバンクを創業するのですが、事業が軌道に乗った頃、藤田氏を食事に招待します。
そこで藤田氏は、あの時の高校生が孫正義氏であることを知り、感激し、パソコン300台を孫正義氏の会社に発注します。
この話ですが、よくよく考えると孫正義氏は藤田氏に恩を返すために食事に招待しているのに、そこでさらなる恩を受けてしまいます。
残念ながら藤田氏は、既にお亡くなりになっているので、真意を聞くことは出来ませんが、恐らくは
「私のアドバイス(借り)を物凄く大きくして社会に還元(恩返し)してくれて有難う。もう一度、君に恩を与えるから、それもきちんと大きくして社会に恩返しをしてくれ」
だったのではないかと思います。
私だって、このアスクに答えたところで、御質問者様から、何かしらの御礼など求めておりません。
もし、役に立つアドバイス(借り)だと感じで頂けたのであれば、誰でも良いので「借り」を返して下さいませ。
流れさえ止めなければ、それで構いません。
私がこのご質問を頂いて、最初に思い出したのは、大学1年の時に先輩からご飯を奢って貰った時の先輩の言葉で御座います。
「上野は俺に返さんでええから、後輩に返せよ?」
この言葉の意味をご理解頂けますでしょうか?
この言葉には次の言葉が続きます。
「俺も先輩に奢って貰った。そしてその恩を返してない。その恩をこうして今、上野に返してんだ。だから俺に返そうとすんな、後輩にちゃんと奢ってやれ、今日のお前の飲み食い代は俺の物でも上野の物でもない。ずっと後輩に引き継がれていく遺産みたいなもんだ。」
で御座います。
御質問者様が、その優れている方にどんな貸しを受けたのは分かり兼ねますが、多分その方は直接返して欲しいなどとは思っておりません。
勿論、その優れた方が「返さなくていい」と思っているからといって、御質問者様が「じゃあ返さなくていいんだ!」と開き直るのは全く違います。
返せるものなら返した方がいい、それは当たり前で御座います。
ただ現実的な話をすれば、そういった方は「直接」返して欲しいなどとは思っていないことが殆どで御座います。
返そうとしたら、さらに「借り」を作ってしまうというところからも、そのように感じます。
「情けは人のためならず」という言葉は最近誤用が多いですが、本来の意味は「人にかけた恩は巡り巡って自分のところに返ってくる」という意味で御座いますが、この考えに近いでしょう。
なので御質問者様が今してはいけないことは、一つしか御座いません。
受けた「借り」を自分のところで止めてしまうこと。
その「優れた方」やその「優れた方に恩を与えた方」などが作った素敵な流れを止めてしまうこと。
それさえしなければ問題御座いません。
だから後輩が出来たら、その優れた方の話も含めて面倒をみてあげて下さいませ。
だから、その優れた方から頂いた「借り」で社会に還元して下さいませ。
そしてもし、余裕が出来たら「あの時は有難う御座いました」とその方のところに行って「その借り」をどれだけ活かせたか、という話をしながら、飲み代でも奢れば、これ以上のお礼は御座いません。
私はこのような恩返しの仕方でとても好きな話が御座います。
それはソフトバンク社長 孫正義氏と、日本マクドナルド創業者 藤田田(でん)氏のお話で御座います。
高校時代に藤田氏に憧れた孫正義氏は、何度も藤田氏を訪問し、「コンピューターを学ぶべき」という助言を貰います。
その後、孫氏はその助言をもとにソフトバンクを創業するのですが、事業が軌道に乗った頃、藤田氏を食事に招待します。
そこで藤田氏は、あの時の高校生が孫正義氏であることを知り、感激し、パソコン300台を孫正義氏の会社に発注します。
この話ですが、よくよく考えると孫正義氏は藤田氏に恩を返すために食事に招待しているのに、そこでさらなる恩を受けてしまいます。
残念ながら藤田氏は、既にお亡くなりになっているので、真意を聞くことは出来ませんが、恐らくは
「私のアドバイス(借り)を物凄く大きくして社会に還元(恩返し)してくれて有難う。もう一度、君に恩を与えるから、それもきちんと大きくして社会に恩返しをしてくれ」
だったのではないかと思います。
私だって、このアスクに答えたところで、御質問者様から、何かしらの御礼など求めておりません。
もし、役に立つアドバイス(借り)だと感じで頂けたのであれば、誰でも良いので「借り」を返して下さいませ。
流れさえ止めなければ、それで構いません。
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