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吉良貴之@法哲学
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大学教員のアカウントで、ふだんは財務省に文句ばっか言ってんのに、自分とこのゼミ生が財務省に採用されたらすってんてんに喜んでんの見たことがあるのだが、それってダブスタとは言わないのか?

.世界は滅ぶべきなのに今日のごはんはおいしいだろう。

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学生だって文献や論文読んだり発表資料つくったりレポート書いたり、人によっては長時間アルバイトしたりいろいろ忙しい人も多いのに、世間的にはなんで「楽してる」と見られるの?

.学生時代に遊んでた人がそう言ってるんだと思えばいいですよ。

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「しなければならない」って書いてあるのに、期限が書いてないという理由で「しなくてもよい」と読み替えるとか、(憲法53条に限らず一般論として)そんな法解釈はありなのでしょうか?

.そういうのってむしろあんまり一般論で考えてはいけない、というのが大切じゃないかと思います。たとえば労働問題とか消費者問題だったらできるだけ立場の弱いほうに有利に解釈するとか、商取引だったら期待の保護とか法的安定性を重視して解釈するとか、あるいは、しなければならないのにしなかった場合の不服申し立てなどの手続きがどうなっているかとか、まあ、場合によって違ったふうに考えないといけないわけですね。そして憲法だったら、解釈のための手がかりが少ないし、統治関係のことは後から違憲審査するのも難しいこともあり、どこまでが合理的な解釈の範囲といえるのかを、先例を踏まえつつ手探りで作り上げていかざるをえないーーつまり、条文だけでは決まらないーー部分が特に大きいといえます。

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初歩的な質問すみません。共産主義とリバタリアニズムというのは関係ありますか?個人的には、共産主義は、個人の所有権を否定して中央が全てを独裁する思想だと思うので、個人の所有権を強調するリバタリアニズムとは真逆の思想にも思えるのですが、両者がある意味反権力的という点ではよく似ているような印象もあって、両者の関係がうまく理解できません。思想の系譜や歴史的な経緯や、主な支持勢力などでみたとき、両者には関連はあるのでしょうか。

.「ある意味反権力的」というあたり、たぶん既に気付いている部分があると思いますので、そこをもっと考えてもらうとよさそうです。
.ひとつのありうるつながりとしては、両者とも労働所有権的な発想があるところでしょうか。リバタリアンにとって労働生産物はその労働を行なった人の所有物ですが、国家権力が税という形で不当に持って行ってしまう。マルクス主義者にとっては労働者の取り分を資本家が搾取してしまう、といったことで、そこからの解放を目指すという意味で一定の共通点はありえます。
.実際、現代のリバタリアンには転びマルクス主義者みたいな人もけっこういますし(若いころに学生運動にのめり込んだとか)、他方、現代のマルクス主義者で、特に分析的マルクス主義と呼ばれる潮流は自由市場のポテンシャルを最大限に生かそうという発想の人が多いので、具体的な政策ではかなりリバタリアンに似た感じになってきます。もちろん、両者は根拠も目指すところも違うので一緒くたにしてはいけませんけど、学べるところがたくさんあるのは事実です。特に分析的マルクス主義の人の本を読めばいろいろ得るところが多いと思いますので、コーエンとかローマーとか、ご関心があればどうぞ。

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最近は病院行かないの?食レポ楽しみにしてんだけど。食堂だけでも行きなよ。

.食堂はたまに行くけど、いつも同じものだからあんまりなあ。

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昨日は東海道新幹線が大混乱でしたが、先生は東京大阪間の移動は新幹線ですか?それとも飛行機ですか?

.だいたい新幹線だけど、たまに新幹線より安い飛行機があって、時間が合えばそれ使うことも。阪大豊中に行くときは便利。

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法哲学的なジョークをなにかひとつ紹介してください

.村上ショージ「ドゥオーキン!」

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私は大学生なんですが、ちゃんとした翻訳書であっても内容が哲学的で難解なものだったりすると、日本語として(文法的に誤りとまではいかなくても)あまりにも不自然で、何を言っているのかわからないようなものって結構多いですよね。ああいうのは語学力以前に母国語の作文能力がなさすぎるのではないかと思って、非常にモヤモヤしてしまいます。自分よりもはるかに経験を積んだ学者の仕事なので、私の側の思い上がりなのではないかとも思うのですが、翻訳する側も、おかしな日本語なのをわかりつつも、間違っても論旨を捏造したりしてしまわないために、故意に意味不明瞭な逐語訳をしぶしぶあてがっていたりすることもあるんでしょうか。

.そのあたりは翻訳の方針になりますけど、研究者が主な読者層として想定されているような専門書の場合、日本語として多少読みにくくても、逐語的に訳して原文の構造が思い浮かぶようにしたほうが親切、という場合はあります。一般読者の読みやすさを考えるならば、意味をとって自然な日本語になるようにしたほうがいいので、このあたりはその本の性格にもよります。

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タバコがよくてノンアルビールはだめで、マリファナは就業時間中だろうがなかろうがダメで、とかいうのはわりと文化的な「いけ好かなさ」みたいなもので決まってるから 理屈で反発してもしょうがないよね。

.一度嫌われたら箸が転げても怒られるみたいなのは残念ながらありますからね。仕事で黙らせるか、さっさと逃げるか、目立たないようにするか、とことん闘うか、いずれにせよちゃんと身を守らないといけません。

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(すみません別人ですが)全訳レベルで外国語を読むのは研究者でも相当にハードって、分野を問わずそういうものなのですか? 理系とかで、数式さえ読めれば言語は重要でない、みたいな場合もあるのでしょうか?

.それはちゃんとした翻訳書として出ているもののなかにさえ、わけわからんものが少なからずあることから自明ではないでしょうか。分野の違いとしては、哲学系だったらむやみに複雑な構文で長ったらしい文になるとか、法学系だったら条文や判例の知識がないとどうにもならないとか、まあいろいろあります。理系論文の作法はよく知りませんけど、翻訳の学術的価値があまり評価されないのは、文章そのものは比較的平易に書かれることが多いからという事情もあるのかもしれません。

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最近、ブラックボックス展での痴漢被害が多そうだとTwitterで知ってしまい、腹を立てています(主催のなかのひとよがダンマリなのも腹が立つ)。それから、AKB総選挙での結婚宣言についても、腹が立つなどは全くないものの、何か貫くなら貫くでもっとかっこいい方法があっただろうとか、もともと事件性あってのAKBではとか、色々な意見の飛び散り方がすごく気になっています。何が言いたいかというと、最近こういう、違法性とか倫理とか人権について、よくわからないことがいっぱいあってモヤモヤしてしまうので、法哲学の導きがほしいです

.法哲学は導きのことばではなく、こんな視点もあればあんな視点もある、とさらに問題を複雑にして、人々を不安に陥れるのがお仕事です。それによってもっとモヤモヤしてもらって、考えるための引き出しを増やしてもらいます。もちろん、これまでの学説とか、事実ベースでの情報提供などは行いますので、考えるための前提や方法の部分で力がつくことはもちろんありますが、その先の判断について「答え」を出すことが任務ではありません。これはおそらくたいていの学問分野で同じことが言えます。明快に何でも「答え」が出されてスッキリするようなことがあったとしたら、それは学問ではない何かになっているので気をつけてください。
.あと、ツイッターを見ていろんなことに怒ったりモヤモヤしたりするのはあんまり健全な状態ではなさそうです。これって30年後も議論されているような問題だろうか?というぐらいの距離感でちょうどいいと思います。

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お返事ありがとうございます。先生の考え方でいくと、大学に使われている運営費交付金も高校に使われている都道府県民税の一部も、その使い方を批判することになるのでしょうか。もし憲法に義務教育の無償が書き込まれていなかったら小中学校に税金を投入することも。その社会は特定の層を利しないために公正ではあるけれども国力の減少、ひいては国民のQOLの低下を招くのではないかと思います。公正な社会はそこまでの犠牲を払って実現する必要があるのでしょうか。そんな中、教育に企業が投資するかといえば、正直自由市場にそれを期待できるようには思えないです。どこまで自由市場に期待するかということになるのかな。

.教育にどこまで公的資金を投入すべきかという問題ですが、ご指摘の通り、まるっきり自由化してしまうと教育をまったく受けられない人が出てくる危険はもちろんあります。私はリバタリアン穏健派としてディーセントミニマム(品位ある最低限)論をとりますので、現在の日本の義務教育程度のことは国家が責任をもって全国民に提供すべきだろうと考えています。その後の高等教育のあり方は、奨学金などの支援も含め自由市場に任せるべきだし、それで現状よりもよい高等教育がより幅広く実現されるだろう、と思っています。市場の力にそこまでの信頼ができない、という不安もわかりますけど、じゃあ国家の力はなぜ信頼できるの?というのも問い直してみてはいかがでしょうか。

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高等教育無償化の件です。大学の数が絞られるというのは財源の問題からの懸念ではないかと思いますが、財源が確保できるとしたらという想定です。そのための税制改革(こども保険)や教育国債も視野に入れて。税制改革や教育国債発行をしない現状は、「他者への公正」を害しているのではないかということです。教育国債については教育を投資と捉えれば厳密な私的利益と言えないのではないかと考えています。

.いや、大学に進学する人だけを税金や国債で優遇する制度は公正でもなんでもありません。高等教育にそれだけの外部効果が本当にあるんだったら企業とかが奨学金を出しますし、むしろそれがやりやすくなるように高等教育を徹底的に競争的にする方向が望ましいと思います。

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最近とあるアルバイトで、英語の学術雑誌の記事を日本語に翻訳するアルバイトをしています。勉強になるし楽しいからよいのですが、2000字くらいの記事でも5、6時間はかかってしまい、本当に重労働ではあります。意訳してみたり、専門用語を調べながらなので、かなり丁寧ではあるのですが、かかりすぎでしょうか。吉良先生は、自分の専門にかかわるような難解な文章の翻訳をするとき、時間的にはどのくらいのスピードを目安にやっていますか。私のスキルが低すぎるだけなのか、もとからそういう地道な作業なのか、なにか目印になる情報が欲しいです。

.それはもう内容によるとしか言いようがなく、本気で難しい文章だったら一段落だけでもいろいろ調べて数日とかになりますし、それこそ一生の研究テーマになる場合だってあります。まあ、あまり極端なことを言っても仕方ないのですが、あくまでアルバイトということでしたら、時給換算して割に合うぐらいを目安にしてみてはいかがでしょうか。慣れればだんだん速くなるものなので、最初は訓練と割り切ってとことん丁寧にやるのがいいとも思います。全訳レベルで外国語を読むのは研究者でも相当にハードなものですので、将来的には必ず大きなアドバンテージになります。

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加計学園問題って14条違反で憲法問題にはならないんですか?誰も指摘してないので違うのかなあとは思っていますが..

.どういう意味で14条違反なのかを教えてくださらないと回答できませんけど、一般論としていえば、憲法の大きな原則を持ち出してくるのは最終手段だと思ってください。もっと具体的な法律でどうかを考えていくことのほうが先です。

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勤務時間中の休憩時間にノンアルコールビール飲むのはダメなの?

.タバコを吸う人はたくさんいるのにね。

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高等教育無償化をしていない現状って私の中では「他者への公正」に反してると思うんですがどうでしょうか。能力も環境も分からない段階で今の社会システムを選択するとはとても思えないんですよね。他のアプローチがあればそれでよいのですが、どちらにせよこの状態を保存している姿勢は欺瞞だなあと思います。

.何を主張されているのかよくわからないのですが、高等教育無償化がなされている国で「他者への公正」が実現しているとお考えなのでしょうか。大学の数が絞られ、人生の選択肢が早いうちに決まってしまい、大学進学者は大勢の非進学者の負担によって社会的地位を維持していく点、きわめて邪悪なあり方だと思っています。

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先生は2ちゃん文化的な背景はわりとちょいちょい出してくるよなwそういうのは隠さなくていいんだ?

.2ちゃんがもっと極悪だったころなら嫌がる人もいたけれど、今となっては昭和しぐさのひとつでしょう。

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吉良先生って体育(スポーツ)得意でしたか?主要五教科が得意な人でも実技教科が足引っ張るってわりとありますよね。

.東大の体育はいろんなものから選べるんですが、あまりの虚弱ぶりに、問答無用に「トレーニング」に割り振られたおれを甘く見るなよ。

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きらぴぴはツイッターでは聖人君子だから、マストドンでは思いきり壊れたら良いのではないか。

.なんか自治コテハンが馴れ合ってるローカル掲示板みたいでつまんなそう。

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就職したんですが、リーガルマインドって日々の業務で役立ちすぎませんか。役所になにか問い合わせるときでも、経営企画の側の判断を就業規則の制度趣旨という形で役所に伝えて、役所の見解をどの条文から導き出した規範なのかを確認して担当部署に伝えるっていう作業ただやってるだけで、先輩たちよりも全然使える扱いしてもらえるようになりました。興味なくても法学部の講義でといてよかったよ。

.法学全般のステマされても私に利益がまわってくるには遠いので、もっと法哲学に特化した形でお願いします。

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ちょっと調べればすぐわかる程度のことをその労力も惜しんでわざわざ人に訊いたり、明らかに的はずれな質問をここでする人って害悪だと思う。自分はすごいイライラするんですけど先生はそういうのないですか

.教員がそんなことでイライラしてたらいけませんわね。どんな質問であっても、少しでも面白い方向に話を広げるのが仕事というところはあります。
.とはいってもさすがにこの ask だと全部そうするのは難しいですけど、でも、ある程度の長さで答えているものはだいたい、ひょっとしたら法哲学的に面白い論点につながるかな?という思いが多かれ少なかれあります。私にそれがどこまでできているかはともかく、人々の素朴な疑問とか、政治家の暴言とか、そういうものに含まれている意外に難しい問題をうまく掘り下げていけるのは法哲学の強みだろうと思っています。

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国会でのヤジの中に法解釈論とも言えるものが含まれていた場合、それが法的に力を持つことはあり得ますか?(その解釈を裁判で主張したら通りやすくなるとか)

.答弁で示された政府見解とかならともかく、「これはヤジで示された見解ですが」とかいって何か重みが増すわけないでしょ。――もちろん、事実上、裁判官の判断に何が効いてくるかはわからないとはいえますが、まあ、狙ってそういう主張をするものでもないし、そもそもそんなしっかりした内容のヤジなんてないと思う。でももし、寸鉄人を刺すような鋭い見解がヤジのなかにあったとしたら、それを参考にちゃんと法解釈論として展開すればよいのであって、わざわざヤジ由来とか言わなくてもいいでしょう。

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ロールズが高校倫理の教科書か資料集に収録されるのはいつの日か。ヨーロッパのある国の高校用哲学教科書には、ハーバーマスやカルナップやオースティン、アーレントとともに収録されてました。

.ロールズだったらすでにセンター試験に何度か出されているし、載っている教科書や資料集もあるんじゃないですか。

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法学部の人って、法哲学専攻じゃなくても法哲学の知識はあるものですか?ハートとかケルゼンとか法哲学で有名な人の思想やトピックは習ったりしますか?それとも授業とってないと全然触れない科目なんでしょうか。

.実定法の科目でも、先生によっては思想史的な背景を強調されることもあります(特に憲法)。ほか、最初の法学入門や基礎ゼミは基礎法学の先生が担当されることが多いので、そこで知ることもあると思います。とはいっても実定法の科目だけだとそうそう出て来る話でもないので、自分で積極的に勉強しない限りは知らないままになることが多そうです。ロールズやサンデルだったら一般教養の思想系の科目で知ることもありそうですが、ケルゼンやハート、ドゥオーキンなどはちょっと厳しいかもしれませんね。

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