「良い質問ですね」と言いたくなる質問って、一般的にはどんな類のものですか。

 ここで明らかにやたら長文で気合入れて答えてるようなものですw
 
 学会とか研究会だと、自分でもまだうまく整理できていなかったようなところを、ここはこれこれこういう意味ですかね?するとこんなことも言えますかね?みたいに引き出す感じでやってもらえると、なるほど自分こういうこと考えていたのか、と頭が整理されてすらすら話がふくらんでいくことがあって、そういうのはうれしいですね。自分が質問するときもできるだけそんなふうな、思考を整理したり触発したりするものをしたいと思っています。それは相手の考えを内在的に理解したうえでないとできないのでかなり高度で、そうそうできるものでもないんですが。
 もちろん、足りないところを指摘してもらったり、正面から批判してもらったりするのもありがたいです、というか学会や研究会の質問というのは基本そういう敵対的なものです。そのなかでもなんというか、おお、そんな角度からのがあるのか、と気付かせてもらえるのだとわくわくしてきて、全力で叩き返すぞと燃えてきます。といってもそれも程度問題で、もうまるっきり逃げ道を封鎖して、こっち行ってもダメ、あっち行ってもダメ、要するにこの研究お先真っ暗、みたいに潰しにかかるのはあかんです。特に、圧倒的な実力のある人がそれをやってはいけない。どっかで逃げ道を作ってあげるやさしさもまた質問力のひとつ。
 あんまりよくない質問はどんなのかというと、たとえば自分の問題関心に思いっきり引き寄せた上で、こっちではこうなんですけどどうなんすか、みたいな、発表を聞いてなくてもできるような外在的なものはやりにくいですね。はあ、そうっすか、というぐらいで話をふくらませにくい。どうしてもやっちゃいがちなので自戒を込めたいところですが。まあ、大御所の先生とかでもうキャラができていて、やっぱそっちでまとめるんですねwというのが共有されているような場合だと、別にいい場合もあるかもしれない。
 あとは、議論が膠着してきたときにふっと話題を変えてみるとか、ちょっとした言葉の確認なんかで緊張感をほぐしてみるとか、そういうテクニックも重要です。でもこれ、意図的にやるというよりは天然的に空気読まずにやる人がほとんどの気もしますが、それはそれでいいのです。
 
 というわけで、回答が長くなったのでこの質問はいい質問だと思います。

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