リバタリアン(あるいはより一般に法哲学徒)として吉良さんは『ケアの倫理』についてどのような所感をお持ちですか?

 法理論に限っていえば、法の形式性や普遍性こそが弱者にとっても「逆用」しやすい武器になると考えておりますので、「ケアの倫理」的な個別的な感応性を法に持ち込もうとする各種の潮流に対しては批判的な立場をとっております。これは私自身のリバタリアンな法概念論の構想にもつながってくるものと思います――まだあまりきちんと展開したことはないのですが……。
 なお、「ケアの倫理」そのものを対象としたものではありませんが、「法と文学」について批判的にコメントした下記のスライドなどがご参考になるかもしれません。
 http://www.slideshare.net/takayukikira/20120623-15605831
 ※スライド作りに慣れてなかったころでちょい見にくいかもです。すみません。(^_^;)
 
 あくまで「法」に持ち込むのは筋がよくないのではないか、ということでして、そうでない、より一般的な道徳理論としての可能性についてはまた別の話だとは思っています。

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