発表のコツはなんでしょうか?ついついレジュメの読み上げになってしまうのですが。

.手っ取り早いのは、読み上げ用レジュメと配布用レジュメを分けるとか。詳しいレジュメをまず作ってそれを読み上げ用にして、配布用はそれをざくざく削って箇条書きみたいにしておけば、聞くほうは話からいろいろ補いながら聞くことになるので集中してもらえます。全部まるごと読み上げだったら、それさっさと読めばいいやという感じになって、あんまりちゃんと聞いてもらえないので、発表としてはいまいちになっちゃいますね*1。
.あとは、読み上げるにしても、抑揚をうまいことつけたり、語尾を話し言葉風にアレンジするだけでもずいぶん印象が違います。それによって、ただ読んでるだけでもちゃんと「語りかけてる」感じにできる人はいます。そうするにあたってはできるだけ、下を向いて読むだけじゃなくて、ちょこちょこ聴衆のほうを見ることが大切でしょう。ちゃんと目を見て話す、というわけでもないですけど、聞く人のほうを見てると、あれ?これちょっとわかりにくいかな、というのが反応でだいたいわかります。そんなときは繰り返し説明したり、具体例を入れたりするといいわけです。これがアドリブでできるようになるともう、ただの読み上げからは卒業で、ちゃんとしたプレゼン、という感じになってきます。
.といってもまあ、こういうのは慣れですので、いっぱいいろんなとこで発表していろいろ試してみるといいです。私は話下手という自覚がすごくあって、昔はもう、ほんとダメだった。読み上げさえろくにできてなかった。さすがにそれではいけないので、ここ数年は学会や研究会発表を大量にこなして意識的に練習するようにしまして、多少はマシになってきたかなあ……というところです。まだまだ練習*2。

*1 配った原稿を棒読みする発表スタイルは法学だとわりと多くて、理系の人とか何あれ?配るだけで終わりにしたら?とか驚かれたりもするんですけど、あれはあれで相応の意味がないわけではないです。あれは発表というよりはなんというか、「論文を一緒に読む」ものですね。それによって、論理の飛躍とか、定義がきちんとしてないところなどがないかどうか丁寧にチェックできるわけです。短時間で要点だけビシッと伝える発表でそれだとちょっときついですが、長時間でじっくりみっちり細かいところまでやる場合には相応に有効なスタイルではあります。
*2 あとは、人前で話す以上は必ず笑いを取る!というのも心がけています。特に最初にそれをやっておくと雰囲気が和らぐし、余裕のある感じになってとてもいいです。ただこれは得意不得意がすごくあると思うので、苦手な人はそんなにやらなくていいと思います。

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