STAP騒動で査読が話題になりましたが、法学の論文って助手論文・修士論文・博士論文以外に査読を受ける機会ってあるのですか?

.法学のなかでも分野によってかなり異なりますが、でも最近はわりと増えているのではないかと思います。いわゆる学会誌だと、ほとんどのところで査読がある(特に一般公募論文の場合)はずです。商業誌や学内紀要でプレステージの高いものが多いのが法学の特徴ですが、そういうのはあったりなかったりです。ほか、業績的に著書(単著でも論文集でも)の比重が高いのも特徴的ですが、これも老舗の学術出版社だと企画段階での審査がかなり厳しいですし(権威ある先生の推薦が必要だったり)、学振とかの出版助成が条件になる場合もありますので、そう簡単には出せないのが通常です。
.いずれにせよ、自然科学系のジャーナルの査読システムと比べると、インフォーマルな部分も含め、かなり多様な形になっていますのでわかりにくいのは否めないのですが(なので業績審査にあたって困る場合もあるようですが)、なんだかんだでそれなりにチェックされる仕組みはできているといっていいとは思います。
.このへんの悩みは世界的にもわりと共通なようで、といってもアメリカの一部しか知りませんが、あちらの名門校のロージャーナルはそこの学生が査読してたりするわけですね。オバマ大統領がかつてハーバードローレビューの編集長をしてたとかそういうの。もちろん、そういう担当に選ばれる学生は超優秀なんですけど、そうはいっても学生は学生なので、他分野の人にはなんでそれが査読なんだよと言われたりもしてなかなかつらかったりもするようです。

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