大学の先生で、本務校で常勤職があるのに他の大学へ出講して授業をするのは何故なんですか?その分研究の時間に回して、常勤職がない先生が引き受けたほうがみんなハッピーなのではと思うのですが…

.箇条書きすると、
【教員の側の事情】
★ 本務校では一般教養の担当だが、専門科目の教育経験も積んでおきたい
★ 本務校で専門科目を教えているが、違う環境でも教えて刺激を受けたい
【大学の側の事情】
★ 他大学で既に常勤職の先生であれば経験豊富で安心
★ すぐれた業績のある先生、知名度のある先生を呼んで学生のニーズに応えたい
といったことが一般的でしょうか。ここでは特に呼ぶ側の事情が重要で、募集条件として最初から他大学の常勤の先生、としているところも多くなっています。あるいは、そこの先生が在外研究などで一時的に抜ける場合、おおむね同じぐらいのキャリアの先生を呼んでバランスを取りたい、といったこともあります。なので、常勤でない方に譲るといってもそう簡単な話ではない、というのが現実的なところです。
.もちろん、若い人にできるだけ回して経験を積んでもらうのが望ましいんですが、そうもいかない場合には誰かが担当することで、科目そのものがなくなってしまわないようにする、といったことも重要になります。なので、非常勤を担当するのは自分の教育キャリアのためという面と、分野全体のためという面が両方あるわけです。

View more