http://ask.fm/tkira26/answers/111013292007 法学部なのですが単純なのですぐ法律変えればいいのにとか考えてしまいます。授業では丁寧に解釈するのが大切なことは伝わってくるのですが、なんか屁理屈に感じるときがあってピンときません。立法論で考えるのは頭足りない感じですかね? 立法論の観点から教科書的な本はありますか?

.まず前提として、何か難しい問題があったからといってすぐに立法で解決できるわけではない、というのがあります。それにどんなに条文を膨大にしたところで、あらゆる事態にあらかじめ備えておくことはできません。新しい事件が起こったら、とにかく現在の法律で対応しないといけない。なので、そのための練習として法解釈が重要になります。
.そして、立法で対応するためには、現在の法律の解釈で対応できる限界を見定めておく必要があります(解釈で対応できることをわざわざ立法するのは、そのほうがはっきりしてよいという場合もありますが、通常は手間がかかってあんまりよくない)。「立法論」が一般的に「最後の手段」みたいにいわれるのは、まずは法解釈でできる射程を見定めましょう、そこをおろそかにしてはいけませんよ、という戒めの意味も強いといえます。
.なので、立法論を考えるために必要なのは、ちょっと逆説的に思えるかもしれませんが、一般的な法解釈を基本書とかできちんと学ぶこと、といえます。そこから、現行法でどうしても対応できないことは何か?というふうに考えていくのがよいでしょう。

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