先日はありがとうございました。1点質問させて下さい。ユーロマイダンによるヤヌコビッチ政権崩壊後、プーチン・ロシアはどの様な対応を取るべきだったとお考えでしょうか。最悪、ウクライナがEUとCISの関税協定に二股をかけた事によりロシア国内経済に混乱が生じ、クリミア・セヴァストポリを失い、ウクライナのNATO加盟迄一気に進む可能性もあったと考えます。 勿論、先生がご指摘されたブッシュ政権まで遡る米欧の軽率な対応が無ければ、という事も想定できる一方で、この場合は逆に、ロシアが西側に対し軽率な対応をしていた可能性もあると思います。ですが、そこ迄遡るとキリが無いのでユーロマイダン時点の判断でご教示下さい。
具体的にどうすればよかったか?というのは難しいところで、もとより私ごときに思いつくものではありません(よりコストの低い方法が適時に利用可能であったならロシア指導部が採用したでしょう)。
しかし改めて強調したいのは、ウクライナが勢力圏であるというのはロシアの主観に過ぎず、煎じ詰めればロシアの一方的都合であるという点です。
ロシアの国益にそぐわなければ国際秩序を曲げて軍事介入を行ってよい筈はなく、我が国は特にそれを認め難い立場にあると考えます。
ロシアの内在的論理は理解しますが、それを理由に当時や現在の行動は正当化できないと考えますし、対案を出すことはそれを批判する必須要件でも無い筈ですから。
しかし改めて強調したいのは、ウクライナが勢力圏であるというのはロシアの主観に過ぎず、煎じ詰めればロシアの一方的都合であるという点です。
ロシアの国益にそぐわなければ国際秩序を曲げて軍事介入を行ってよい筈はなく、我が国は特にそれを認め難い立場にあると考えます。
ロシアの内在的論理は理解しますが、それを理由に当時や現在の行動は正当化できないと考えますし、対案を出すことはそれを批判する必須要件でも無い筈ですから。