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こんにちは! 今度福岡に行くのですが、もぐさんおすすめのご飯屋さんを教えてください!

行った時はいっぱいで入れなかったのですが「しらすくじら」がおすすめだって教えてもらいました
博多と天神にあります
次こそ江雪の刀を見に行った時は予約して絶対行く

感情の無い燭台太夫の馴染みの貞ちゃんお願いします

器量がいい。
客の選り好みはしない。
仕事はきっちりこなす。
手管も芸も喋りも一級品でかと言って我を通すことがなく謙虚で慎み深い。
条件は揃いすぎるほど揃っていたせいで、燭台切が太夫になるまでにはそう時間がかからなかった。
煙管から細い煙をするすると立ち上るのを男は目を細めて見つめた。裸の体にけばけばしい打掛だけを羽織った燭台切はどうしたのとくちびるを運ぶ。
「美しいなと思ったんだ」
「ありがとう」
手を掴むと節のくっきりとした指を一本ずつ口に含む。嘘か真か色を滲ませた熱い目が男を言葉もなくじっと見る。さっきまで体を重ねていたくせに指をしゃぶったぐらいで簡単に火が付いた。まるでけだもののような自分に男は一人自嘲する。男のよだれにまみれた指が最後の小指にたどり着く。口に入れると僅かな違和感があった。吐き出してろうそくの明かりに照らして見れば、そこはざっくりと根元から斬られたような跡があり、まっすぐに伸びないのかいびつに曲がっていた。燭台切ははっとしたように唾液に塗れた手を引いた。
「その小指はどうした」
あれは刀傷だ。
自分でやったのか相手がやったのかは知れない。どちらにせよ切断する気でやったのは間違いない。よくもまあここまでくっついたものだ。少し色の変わった小指はやけにいかがわしい紫色をたたえて燭台切の美しい手に健気に張り付いている。
「少し…かっこ悪いよね」
間夫と呼ばれる男がいるのは知っていた。確か小柄な、しかし大層獰猛な目をした男であった。一度だけ見たことがある。あの穏やかな燭台切が血相を変えて大きな声でやめてよと言っていたのを聞いた。何が起こったのかは一介の客である男の知るところではない。
「みんな僕の小指がそんなに欲しいのかな」
それだけ言った燭台切はすっかり雌の顔をして男の首に噛り付いた。口をこじ開けるようにして吸われて何もやがて考えられなくなる。大人しそうな顔をして、間夫などいないような顔をして、床では色情狂のようになるというのはよく知られた話であった。
あのけばけばしい打掛から覗く、死に損ないの小指は依然口を噤んだままである。

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架空の貞ちゃん×燭台切ください

一言も呻き声をあげなかったのが面白くなかったので、眼帯を剥いでやったら俯いた。噛んだくちびるが赤いのは血が滲んでいるせいだけではない。
「何が…そんなに気にくわないのかな…」
まだ笑う余裕くらいはあるらしい。長たらしい前髪に隠れたぽっかりと空いた目の奥の空洞が微かに見えた。顔を掴んでその空洞を暴く。
「醜いなぁ」
そう言ってやるとくちびるは一層噛み締められて奥歯のすり減る音さえ聞こえてきそうであった。
まぶたの降りたそこをこじ開けて醜い空洞に親指と人差し指を入れて大きく開く。赤黒い肉の色がうねったのが分かった。
「ここに挿れられるのが好きなくせに」
言葉で嬲るとわずか絶望した顔を見せてから目を伏せる。まぶたの内側の肉が親指にぬめぬめと触る。
「本丸ではいい子にしてるそうだね。随分猫をかぶったものだ」
奥まで指を入れると背中がはねた。肉の上にあるあまり硬くない骨の感触が懐かしくしつこく触る。
「貞ちゃん…もう…」
「もう何?」
跪いた燭台切の股間を踏む足に力を入れる。兆しているのは今しがたの足のせいじゃない。もっと前からだ。これは借り物の体の中に醜い化け物を飼っている。
「もっと…ひどいことしてよ…」
醜い空洞は何も写さず何も与えず、そこには何もない。燭台切もまた同じであった。
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ヤクザがケツ持ちしてる成金御用達バーで働いている薬研ニキください

凛とした幼さの残る顔に意外と低い声がやけに色っぽかった。
慣れた手つきでカクテルを作るとコースターの上に置いた。短く小さな爪が可愛いと思う。
ばかに高い値段を取るこのバーに通いつめているのは何も自分が成功者と呼ばれる部類の人間だからだというわけではない。このバーテンの薬研という美しい男を見に来ているのだ。やけに身持ちが固いせいでもう二ヶ月は通っているというのに手すら握ったこともない。ようやく最近敬語が抜けたぐらいか。
今日も大きな仕事がまとまってひと段落したあとに来た。法的に言えばすれすれの仕事は常であったが、今回も似たようなものだ。
「いつもより疲れてるんじゃないか」
ちょうどいいタイミングでお代わりのカクテルを出す。好みを知られているからハズレがない。
「ああ…」
勘もよく賢い男であるから自分の好意は伝わっているだろう。いつものらりくらりとかわされて結局酒に酩酊しているのかこの男に酩酊しているのかは定かではない。周りの知人に相談すれば、あの手の早いお前がねえとせせら笑われた。
「なあ、金ならあるんだ」
「はは、そりゃ結構だ。どうした?そんなに強いカクテルなんて出しちゃいないぜ」
「冗談はよしてくれよ。君のことが好きなんだ。これは酒の勢いでも遊びでもないよ」
ようやく握った手は思ったよりも冷たくて小さくてしっとりとしていた。
「おいおい。口説く相手が違うんじゃあないのかい、旦那」
あんたの相手はあっちだぜ。そう言った薬研が顎でしゃくった方には屈強そうな黒服が三人立っていた。
「金ならあるんだったな。その金、どこからどう流した金だったか覚えてるか」
薬研の薄いくちびるが酷薄に動く。そう言えばこの法外な値段を取るバーの後ろ盾は所謂ヤクザと呼ばれる連中だ。探られれば痛い腹はこちら側にはいくらでもある。
「いつから俺のことを調べてた…」
返事はなかった。新しいカクテルがテーブルに乗せられる。
「何もかも洗いざらい吐いちまいたくなるカクテルさ」
そう言った薬研の目に浮かんだ波紋から表情は読めない。
やけになって一息に飲み干したカクテルが喉を焼いた。視界と意識がいっぺんにブラックアウトしてゆく。何か混ぜられているのは分かっていた。
薬研は困ったような、それでいて少し哀れんだような笑い方をした。
「あんた根っからの悪い人間じゃあないんだろうがなぁ。だからこれは俺からのサービスだ」
そう言って胸ぐらを掴まれる。開いた口に押し付けられた凍えるほど熱いくちびるの感触だけは、忘れたくない。

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国見といい感じになりかけてる花巻と付き合ってる私の夢小説下さい

国見がさ、国見がな、あそれ国見が言ってた国見が好きなやつだ国見国見国見というのが話の頭に必ずと言っていいほどつき始めたのはいつだっただろうか。貴大の部活の後輩だというその子はあまり目立たないがよく見ると綺麗な顔をしていた。翳りのある目は水分をたたえてやけに色気がある。
「この前国見と飯食いに行って映画見に行ったんだけどさぁ、あいつの好きな映画ってフランス?かなんかのやつでさ、全然面白くねーの。趣味あわねーんだよな。俺(あなたの名前を入れてね)の好きな映画の方がまだ分かりやすい気がするわ」
その割には楽しそうに話す。あっそう。っていうか飯食って映画行ったんだ。それ私聞いてない。いつの話だよ。いらいらする。
私は携帯をいじりながらへーと興味がなさそうに相槌を打つ。お前聞いてんの。聞いてる聞いてる。感じ悪。そう言われてさらにカチンと来た。感じ悪いのはそっちだろバカ貴大。
「っていうか、そんなに好きならその国見って子と付き合えば」
あまりに国見国見とうるさいから思わず棘のある言葉が口から出た。他愛ないとしても腹が立った。彼女は私だ。国見はただの後輩でお門違いの嫉妬だとは思う。
「えっ」
なにその反応。
えっじゃねえよバカ。何動揺してんの。そんな熟れて今にも落ちてしまいそうな貴大の耳の色なんか、私は今まで見たこともなかった。
「最低」
だからその代わりに耳とそっくりそのまま同じ色を、頰に思い切りつけてやる。

中年のモブおじさんとエンコーする及川さんお願いします

大柄な子が好きだ。
骨が太くて筋肉がしっかりしてがっちりしている。もっと言えば発展途上の若い身体ならばさらにいい。
ベッドに横たわる彼は文句のつけようがなかった。素人の男子高校生が福沢諭吉三枚ぽっちで買えてしまうこの町は本当にどうかしている。
「お金欲しかったの?」
短く切り込んだ爪で乳輪の縁を引っ掻いてやると浅い息と掠れた年相応の声で啼いた。
「何か欲しいものがあるのかな」
及川君と名乗ったその男子高校生は何かの部活をしているのだろうか、美しく筋肉が付いた胸を大きく上下させてどうでしょうねと曖昧に笑った。感度が随分いいのは手慣れているからだろうか。
「キスしてもいい?」
「えーどうしようかなー」
勿体振る顔は大人びていると思っていたが存外幼い。ところどころ垣間見得る子供らしさに私は興奮した。するね、キスしちゃうね。口の中べろべろに舐めてあげる。気持ちいいよ。ね?有無を言わさずキスをしてくちびるを舐めるとおずおずと口が開く。ねじ込んだ舌を誘い込まれたあとに軽く噛まれた。
「ね、おじさん。待って、俺ちょっと苦し…っ…」
その時及川君の携帯が鳴った。彼はちらりと携帯の名前を確認してからため息を吐いて舌をさらに絡めてくる。積極さに驚きながらも弾力のある尻の肉を揉みこんだ。下着はつけていなかった。
「もしかして彼氏?」
いたずら半分に聞いてみると、及川君の顔色がさっと変わった。さっきまでの淫蕩さがうそのように引いて、冷たい目は私を通り越して電話の向こうの相手を睨んでいるようだった。
「お、及川君…?あの…ごめんね…?」
「…違います。クソ生意気な後輩ですよ」
もういいから。早くぐちゃぐちゃにしてくださいよと仰向けの及川君にせっつくように言われ、長い足で絡め取られた。あとは犬のように腰を振るだけだ。電話の音はしばらく鳴り止まなかった。
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ラスベガスKの日高とエノをお願いします

気付いた時には日高の手持ちのチップはゼロになっていた。
潜入捜査と称して榎本と二人で入り込んだのは、所詮闇カジノと呼ばれるもので向こうのマフィアが一枚噛んでいる胡散臭い代物だ。その闇カジノにストレインがいると聞いて捜査に来たが、ホシの目星も付きあとは怪しまれないように適当に遊んで帰るかというところだった。恐らく仕掛けがしてあるだろうルーレットで一度でやられた。
適当な理由を付けられて巻き上げられた金はゼロではなくマイナスだ。
面倒事は起こさないようにと伏見にあれだけ釘を刺されたのだ。揉め事は出来るだけ避けたい。
「マイナスの意味が分かるか?金が足りないってことだ。内臓を売る?それともケツか?さあどう工面するつもりなんだ、ファッキンジャップ」
あからさまにマフィアの雰囲気を隠さないガタイのいい黒服に事務所に連れ込まれそうになる。詰め寄られる。これ穏便にいかないよな…そう思った時だった。
「僕がお支払いしますよ」
榎本だった。
潜入捜査としてはやりすぎ感は否めないがロングのチャイナドレスを着ていた。深く入ったスリットから見える足に黒服が口笛を吹いた。
「お嬢ちゃんに払える金額じゃないと思うぜ。何せ桁が違うんだ」
「エノ、いいって…」
「日高は黙ってて。そうですね、僕の手持ちは800ドルです。これでブラックジャックで勝負しませんか」
黒服は金額を聞いて即OKした。榎本はにっこり微笑んで席に着く直前に日高の小指を軽く握って、すぐに離した。
勝負はディーラーとの一対一だった。榎本は手持ちのチップを全て場に出す。
「3本勝負だ。泣いても笑ってもな」
ディーラーがカードを配る。ルールは簡単に言えば21に近い方の勝ち。その数を超えてもいけない。
最初の二本は榎本が負けた。ニヤニヤと笑う黒服たちの下品な野次が飛ぶ。
ディーラーが最後のカードを配る。捲られた向こうのカードはダイヤのクイーンだった。榎本はクローバーのジャック。息を飲んで勝負を見る。
「僕の勝ちだ」
榎本が捲ったカードはハートのA。ブラックジャックという一番強い役だった。対してディーラーのカードはスペードの3。勝敗は火を見るよりも明らかだった。この場合の配当は25倍。
「エノ?!?!」
榎本は日高の負け分をチップから払ってしまうと残りを全て受け取った。
「イカサマならもう少しマシな手を使ったほうがいいですよ。目がいい人間にはすぐバレる」
ディーラーの胸ポケットにチップを何枚か入れてやる。
その場の誰もが何ひとつ言葉を発することが出来なかった。
カジノを出ると、手配したタクシーに乗り込む。ホテル名を告げると車は滑らかに走り出した。
「エノ、お前どうやったんだよ」
シートに座り込んで日高がまだ青い顔で榎本に尋ねた。
榎本はふふふと笑うと黙って、深いスリットの入ったチャイナドレス裾をスルスルと捲る。
「こら!バカ!お前まだタクシーだぞ!!!」
「いいから、ね?」
そう言う榎本の白い足の付け根のガーターベルトからは、挟まれたクローバーのジャックが何枚も顔を覗かせていた。
「イカサマのやり方はここで言わなきゃ駄目かな」
「ほ、ホテルに帰ってからでいい…デス…」
さっきからやけにうるさい日高の左胸に、榎本のハートのAはいつから忍ばされていたのだろうか。

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もぐさん!花束振り回す国見@花国お願いした者なんですが、あまりに素敵な花国に発狂しました!ほんとありがとうございます!暗記する勢いで読みまくってます!本当にありがとうございます!もぐさん大好きです!!!!

ありがとうございます!
感想いただけるのすごく嬉しいです!
励みになります
嬉しくてマジレスですみません
また花国書きたいです〜!!
嬉しくて重ね重ねマジレスですみません

審神者と沖田くんとやすきよでがんじがらめで結局やすきよみたいな夢ホモ小説書いて下さい!

沖田くん沖田くんとあまりに聞き分けのない子供のように愚図るので清光は安定の頬を打った。思いの外高い音が出て安定の顔には一瞬の驚きの後憎しみの色が一気に広がる。
「何」
「鬱陶しいんだよ、そんなこと言ったって沖田くんはいないんだから仕方ないだろ」
そう言った清光の言葉尻さえ待たずに安定は殴りかかった。丸めた拳は顎を叩く。二人して倒れこんだ畳がぎゅうぎゅうと音を立てた。
「主なら誰でもいいお前なんかとは違うんだよ僕は」
「言ってろよ」
殴り合いはずいぶん長く続いた。騒ぎを聞きつけて部屋に止めに入った燭台切がいなければどうなっていたかは分からない。出陣でもないのに手入部屋行きになった理由を聞けば清光はそのようなことを簡潔に、そして冷静に審神者に話した。
「安定なら今は落ち着いて寝てる。たまにああなるんだよね。ごめんね主。俺止めらんなくて」
「安定の気持ちも分からんでもないからなあ。でもあまり怪我をしてくれるなよ。心配ぐらいはさせてくれ」
「うん…」
清光だけでも冷静なのが助かった。深く斬り込まれた傷の深さはぞっとするほどで思わず目を伏せた。
「でもさ、安定はすぐああなるから俺がやらないと駄目なんだ」
「え?」
「ううん、何でもない」
そう言って笑った清光の傷口に滲む人らしい色をした血液が目に眩しい。
暫くして安定の様子を見に部屋に行くと安定は部屋から出てこなかった。
手入れをしたものに聞くとどうやら足の腱がやられたらしいということだ。歩けない安定の面倒を甲斐甲斐しく焼く清光の朱に染まった頬はまるで血のようであった。
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及川女王様の夢小説ください

椅子に縛り付けた身体が嫌な音を立てて軋んだ。岩泉が後ろから暴れ出しそうな(あなたの名前を入れてね)を押さえつける。力が入らなくなる筋肉のポイントを思い切り押さえ込まれて脂汗が吹き出た。
「(あなたの名前を入れてね)ちゃんはさ、俺にひどいことをされたがるよね」
ボンテージを着た及川はそれを咎めるでもなく見下ろしながら乗馬鞭を何度か振った。空気を切る乾いた音が鼓膜を焼く。
「俺はお前に優しくしたいんだよ」
言葉とは裏腹にエナメルのロングブーツのつま先が顎を鋭く捉えた。縄と岩泉に寄って締め上げられた身体は一ミリも動かない。
「〜〜〜〜〜んンンッ…んグッ…」
下に降ろされたピンヒールが膝の上の柔らかい肉にずぶずぶと沈んでゆく。どこまでも深く刺し込まれそうな細くて長いピンヒールだった。
「それは分かってほしいんだよね」
ぷつっという音を立てて肉に穴が空いた。思ったよりずっと可愛げのある音の割にとめどなく血が流れた。溢れた血液をエナメルの手袋をした指で塗り広げながら及川は続ける。
「どうしたら優しくできると思う?」
誰に聞いたのかは分からない。後ろの岩泉かもしれないし、自分にかもしれない。
しかし猿轡を噛まされた口は荒い息を吐くばかりで言葉は不明瞭な音にしかならなかった。後ろの様子ももちろん見ることは叶わない。
溢れた血液で及川は震えるふくらはぎにトオル、と名前を書いた。あまりの歓びに涙が溢れる。この強く荘厳で美しい女王様の所有物になったと強く感じた。
その時頭上で岩泉が及川の頭を掻き抱いた。くちびるが溶け合って一つになってしまいそうなキスをする。及川は(あなたの名前を入れてね)には決して見せないような蕩けただらしのない発情期のような顔でそれをただ受け入れていた。
せっかく書かれた名前はしとどに垂れ落ちる新しい血液で醜く消えた。溢れる涙は及川のものを何一つ濡らすことさえ出来ない。

バンドマンの黒尾鉄朗とその貢ぎ女(オキニ)の夢小説ください。

ライブハウスの小さな出入り口からテツロヲが出てくるのをあたしは今か今かと待った。
網タイツと履き古したマーチンはちっとも防寒になってくれなくて膝が笑うけどそんなことは御構い無しだった。周りで待ってる女の子たちだって同じようなものだ。小さな喋り声を白い息に乗せてみんなメンバーを待っている。
テツロヲはねこかぶりというパンクバンドのメンバーだ。あまり有名じゃないけど音楽はソリッドでかっこいいし歌詞だってメチャクチャでぶっとんでる。
特にライブが最高で、テツロヲがマイクに頭を何度もぶつけて流血したとき、最前で見ていたあたしは恋に落ちた。それからあたしはすぐに彼らのライブに通い詰めるようになった。
「テツロヲーーー!!!」
「ケンマーーーーッ!!!!」
「リエーフ〜〜〜!!!」
「ヤクモリーーーーッ!!!!!!」
メンバーが入り口から出てきた。それまで静かにしていた女の子たちが一斉に声をかけ始める。
私服に着替えたメンバーたちはいつも通りそう大してよくない愛想を適当に振りまいてハイエースに乗り込む。プレゼントもたくさんもらっていた。あたしはそんな女の子たちを後ろで見ながら、はしゃぐわけでもなくテツロヲを見つめ続ける。
周りから頭一つ分飛び出たテツロヲとようやく目があった
「(あなたの名前を入れてね)」
口パクで言われたのはあたしの名前だ。声に出さなくてもはっきりと分かる。あたしはテツロヲのオキニだから。あんな普通の取り巻きの女の子たちとは違う特別なオキニだから。
黄色い悲鳴が上がる。女の子たちはあたしに言われたなんて気付かない。メンバーばかり見ている。
テツロヲはケンマの肩を抱いてハイエースに乗り込んだ。
「バイバーイ」
「テツロヲ!!!」
テツロヲがケンマの肩を抱いたまま片手を軽くあげた。あたしはようやく大きな声で叫んだ。
あたしはオキニだ。
あたしがテツロヲにあげた時計をケンマがしていても、あたしがテツロヲにあげたヴィヴィアンのTシャツをリエーフが着ていても、あたしがあげたアングロマニアのパンツをリエーフが履いていたとしてもそれは変わらない。絶対に変わらない。
ケンマの肩を抱いてキスしてみせるテツロヲはまるでシドヴィシャスみたいだった。
あたしは早くナンシーになりたい。

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バンドマンの黒尾鉄朗とその貢ぎ女オキニの夢小説ください
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askの注文は大体どれくらいで出来上がりますか?

長さにもよるけど大体10分〜20分くらい
最近は昼休憩で書いてます

燭台切ホストパロ夢小説下さい

燭台切という変わった名前のホストはあたしの目を覗き込みながら、いつも有難うございますと穏やかな口調で言った。
あたしは常連も常連で金払いのいい言わば太客というやつだ。大げさなぐらい恭しく席までエスコートされる。
「この前もらった生ゴミコンポーザー、すごく良かったですよ」
「あたしそーゆーの分かんないからあれなんだけど、良かったんなら嬉しいな」
「前使っていたバイオ式のよりも手間もかからないですし簡単で手入れも楽なんですよね。ああ、(あなたの名前を入れてね)さんは飲み物何になさいます?」
「軽めのシャンパン、あなたも一緒でいい?」
結構値は張ったがプレゼントしてよかった。シャンパンが届くまで燭台切は延々と生ゴミコンポーザーとやらの説明を続けた。話のあまり面白くない男ではあるが、顔が綺麗で空気を読むのがうまい。
シャンパンが届いたタイミングでその話はぴたりと止まった。
「ねえ次同伴しない?一緒に行きたいところがあるの」
「ええ、もちろん。喜んで」
メンソールの煙草に火を付けながら燭台切が微笑む。
「一緒に行きたいところってね、ここから三駅行ったところの、あなたのデザイナーズマンションなの」
燭台切は驚いた顔をしたが、すぐにいつもの笑顔に戻った。
何故家を知っているのかとかそういうつまらないことは言わなかった。
あたしもまた知っていた。
この男はきっと断らない。あたしが寝てと言えば寝てくれるかもしれないし他だってそうだ。それはあたしが太客だからとかそういうことじゃない。そもそもがそういう男なのだ。
「あたしのこと嫌いになった…?」
「いいえ、とんでもない」
燭台切は灰皿を代えに来たボーイの腕を掴んだ。
「……んだよ」
浅黒い肌をした腕に這う龍の刺青が鮮やかだ。燭台切の方を一瞬だけ見て目を伏せた。
「僕実は彼と住んでいるので。それでも良ければ」
いつでもご招待しますよ。
悪意も他意もなにもない目だった。普通ならここで怒るなりなんなりやり方はあったし、こういうことをされたと店に言ったってよかった。指名を変えてもいいし何なら店に来ないという選択肢もあった。それでも責められなかったしあたしは底の知れない燭台切の中身を知りたかった。
「じゃあ日にちはいつにしましょう」
「……はは、あはは、燭台切って面白いね…」
ボーイは突っ立ったままばつが悪そうに黙っていた。この場にいる燭台切以外の人間が、あたしは何も生ゴミコンポーザーを見に部屋に行きたいと言っているわけじゃないということを知っていた。

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大将さん、もらった花束をブチ切れながら振り回す国見をテーマにした花国をお願いします。

花って結構臭いんだなということを顔面に花束をぶつけられて花巻は初めて知った。
女の子にもらった花束を国見にプレゼントと言って渡したのがよっぽど気に食わなかったらしい。怒るかなと思っていたからこそ何も言わずに「あげる」とだけ言って渡したのに及川が「あ、それマッキーがさっきファンの子にもらったやつじゃん」とあっさりバラした。あとは国見の機嫌が急降下。
もしかして国見チャン怒ってる…?と聞いたら死ねと言われて顔に花束ぶん投げられてこのザマだった。
「国見〜〜、ごめん」
「誠意が感じられない」
抱きつきながら首筋に甘えるように顔を埋めてぐりぐりとやる。国見ほ匂いと柔軟剤の匂いがして少し興奮する。
「国見ごめんなさい許して」
「嘘」
あのファンの子とは一回しかエッチしてないし。ごめんな国見。俺は俺で悪いと思ってる。もうしないあの子とは。
「嘘じゃないって。ごめん国見。好きだよかわいい愛してる」
むき出しの額に何度もキスする。避けられることはなかった。
「……気持ち悪い」
革靴のつま先を睨んだままの国見がいつ自分を許していないふりをやめるのか、花巻は腹の奥で既にカウントダウンを始めている。

もぐさんの荒諏訪が是非拝読したいです…!!!

くわえ煙草の火の先がじりじりと燃えて灰になってゆくのを見る。手前に寄せられた灰皿にはここへ来てから一時間しか経っていないのに五本も吸殻が増えていた。
「何その顔」
何かすっげー睨まれてるんですけど。言いながら諏訪に喉の奥で笑われた。荒船は表情を崩さない。
「子供扱いされんのすげえ嫌だ」
「おう、そりゃ悪かったな」
「悪いと思ってないだろ」
「思ってる思ってる」
「三つしか変わらない」
「三つも違う。俺はお前が生まれた時にはもう歩いてたぜ」
腹立ち紛れにソファに押し倒すと、お前場所考えろよと笑われた。それはそうだ、ここはボーダー本部の喫煙所でいつ誰が来るかなんて分からない。
「いい子にしてろよ荒船、帰ったら好きなだけお前の好きなことやらせてやる」
そう言われて噛みつくようにヤニ臭い薄いくちびるに噛み付いた。舌を入れると流石にぎょっとしたのか諏訪が胸を軽く押したがやめなかった。舌を深く入れて体に悪そうな味の充満した口内をこれでもかと暴いた。
「バカ、お前…」
口を離すとさっきまでのにやけ面が少し削げた顔で諏訪がぼやく。この顔は悪くない。三つの壁がなんだっていうんだ。
「三つ上なのにあしらい方もしらないのかよ」
そう言って見せるとまた諏訪がニヤリと笑った。
荒船が寄せた眉間の皺は、一時間で何本増えただろうか。消し炭になってしまう前に、せめてもう一度くらいは諏訪のにやけ顔を崩してやりたい。
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お話を書くときによくイメージする曲や歌手はいますか?作業をする時に音楽を聞く派ですか?

書くときというかカップリングイメソンプレイリストはよく作ります
作業時は音楽がないとダメです
星のカービィ FF9 FFT カウボーイビバップ 攻殻機動隊のサントラはよくランダムで流してます

今日は可愛い可愛い月山習くんのお誕生日なので月山くんの小説が読みたいです

ソファに座ることは許されていない。冷えたフローリングは月山の尻には硬すぎた。いたずらに金木の足の指に触れると寝返りを打たれて、それは遠くへ行ってしまった。
「つれないな、カネキくん」
寂しいよ僕は。演技かかった物言いにも返事はない。ページを繰る音だけが静かな室内に響いた。
ああそうだ。金木が振り向いた
「月山さん、お誕生日おめでとうございます」
そう言うと金木は手のひらの絆創膏を剥がした。そのぱっくりと開いた手のひらの裂け目から滴る金木の血液を、フローリングを這いずり月山はまるで天啓のようにくちびるで受け止める。味わう歓びに震える喉からは言葉はおろか吐息さえ漏れもしない。いやしい犬のようにくちびるについた血まで舐めとった。
「…ご馳走様は?」
「Tu as une grande place dans mon coeur…」
「確かフランス語にはご馳走様という言葉はありませんよね」
口の中に広がる香しさは発酵してもいないというのに酩酊感をもたらした。この言葉の意味を、果たして金木は調べるだろうか。
(※Tu as une grande place dans mon coeur:僕の心は君でいっぱいだ)
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お気に入りのビデオゲームは?

KOF97 KOF96 FFT FF9 サムスピ 月華の剣士 ヴァンパイアセイバー リンダキューブ ソウルハッカーズ

もぐさんにとって影及の魅力とはなんでしょうか

超マジレスで恐縮なんですが、あんまり感想とか考察とか語るとかが得意でなくてうまく言えないのでホモ書いてる感じです
青城戦でまた見方が変わってきた部分もあるので色々書きたいです

もぐちゃんのへし燭へしかく……………………………りみつ読みたい

眉間に寄せた皺が様々な形に歪むのが美しいと思う。指で突いて舐めると皺はより一層深くなった。はまり込んだままの燭台切自身をしゃぶるように長谷部の中がうねる。
「長谷部くんもっと言っていいよ」
長谷部の吐いた浅い息が高い湿度で燭台切の頬を濡らす。
「信長様…っ」
前の男だそうだ。他にも色々聞いたはずだが名前以外は全て忘れてしまった。最中はもっぱら前の男の名前を呼ぶ。そして前の男の名前を呼びながらでないと長谷部は達することができなかった。
「長谷部くんが気持ち良さそうだと僕も嬉しいよ」
口付けると口の中にまでその男の名前が入り込む。さっきとは比べものにならないほど奥がぶるぶると震えて絞るような動きになり、長谷部の白濁がお互いの腹を濡らした。燭台切も皮膜の中へ震えて放った。
「長谷部くん、どうする?今度僕に入れる?」
焦点の合わない長谷部の目は燻んだステンドグラスのような色をしているが何も写してはおらず、むなしく上下する胸だけを燭台切は返事と受け取った。萎えた砲身を口に含む。あとは頃合いを見て跨るだけだった。
そうして二時間後、長谷部のもとから帰ると部屋ではソファに寝そべって大倶利伽羅がテレビを見ていた。面白くもないバラエティ番組の派手な音声が画面の向こうで上滑りして聞こえる。
「あいつのとこに行ってきたのか?」
テレビから目を離さずに大倶利伽羅がそう言った。咎めるように細められた目のカーブは完璧だった。
「うがいならして来たけど」
そう答えてやるとソファから起き上がりいかにも面倒くさそうに燭台切の目の前まで歩いてきた。
バチン。乾いた音が頬を打って熱い。くちびるが切れたことを鉄の味で知る。
掴まれた喉が締め上げられる。開いたくちびるにねじこまれた舌は、朝作って置いて行ったクラブサンドの味がした。
「……痛いよ」
ためらうように飛んできたあの硬い手のひらは、とても避けきれないような速さではなかった。

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もぐさんの青城ヤクザパロめっちゃ好きです……もしかして宮城には烏野組とか伊達組、東京には梟谷ファミリーとかいるんでしょうか

私はヤクザパロが好きな同人女だよ
烏野組のスガは拷問が一番エグいしインテリサブカルヤクザの月島はピンストライプのスーツ着てる
伊達組はキャバクラ仕切ってるニロと無骨な用心棒青根は猫とか拾ってくるし梟谷組は赤葦がスーツの胸元にドス入れてるし木葉はジャンキー、組長木兎さんは二代目だけど人柄でみんなが支えてくれる
ヤクザパロ最高ですね

花巻夢すっっっごいドキドキしました!!もぐさんの夢小説大好きでいつも楽しみにしてます!!もちろんホモ小説も大好きなのでこれからも楽しみにしてますね!!(感想のみで失礼しました)

ワーーーーッ!!!嬉しいです!!!
ブイブイ!!!
流れで書き始めた夢小説も楽しんでもらえて嬉しいです!ホモオチだけど!
感想本当にありがとうございます〜!!!

春コミでお声がけしたら火縄大橙DJ銃鳴らして頂けますか?

音がでかいので鳴らすことは難しいですが見せびらかすことは可能です

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