付き合っている相手のことが本当に好きなのかどうか自信がありません。 相手はものすごく自分のことを好いていてくれていると思います。気を遣ってくれるし我儘もきいてくれます。よく「好きだよ」と言葉にもしてくれます。 同じだけの気持ちが自分にはない気がします。結局のところ自分にとって都合のいい相手だと思っているだけではないのかと。 この人じゃないとだめだ、と思うことがないからかもしれません。手を繋いだり、キスをしたり、あるいはそれ以上のことも、仲のいい友人とでもできてしまうことだと思うのです。 もしかして別れた方が相手のためになるかもと考えることもあります。 どうすればよいのでしょうか。
ふむふむ。
うーん、あなた自身が心のどこかで、別れたい、と思っているのでなければ、あまり思いつめる必要はないと思いますけどねえ。
恋人に対するスタンスは人それぞれですし、恋人どうしがどのような関係をつくるかも、カップルごとにいろいろです。「こうあらねばならない」というものが外から与えられるようなことは、ほんとうはほとんどなくて。それぞれの環境によってつくられた個人の組み合わせが、ゆるやかなルールをつくっているにすぎないのです。
気持ちの大きさを比べることは困難です。というよりもともと比べることなどできないもので、われわれは他人(ときに自分)の気持ちに関して、表にあらわれたことばや行動から判断することしかできません。
こう言ってしまうとひどい話にもなりそうですが、口ならなんでも言えます。あるいは、手をつないだりキスをしたりなんてことも、仲のいい友人とでもできてしまう、というのも事実です。
誰に対しても、なんでも言えるしなんでもできる。そのなかで、恋人という相手に対して何を選択するかが問題なのです。
お互いがそうして選択したことばや行為がどの程度かみ合うか。一対一の人間関係ですから、重要なのはそこだけです。
感情的な部分について考えすぎてしまうと、どんどん悪い方向に行きがちです。
だからいっそのこと一度、自分は自分の気持ちについて理解できるという考え方を捨てましょう。そして、「恋人どうしはこうあらねばならない」みたいな固定観念も捨てましょう。
恋人が「都合のいい」存在である(かもしれない)ことの原因は、あなたにあるのかもしれないし、ないのかもしれない。つまり、あなたが適当かつ過度に依存しているのかもしれないし、もしくは恋人のほうが、相手を甘やかすことでしか関係を続けられないのかもしれない。こうしたことひとつとっても、お互いの内心を正確に把握することは難しい。だから、表にあらわれているものがどの程度かみ合うかで考えてみることも、ときには大切です。
ただ、最後に戻ってくるのは自分の感情的な部分にほかなりません。
「相手のため」とか難しく考えず、あなた自身が関係を続けたいか別れたいか。それだけのはずで。
たとえば別れたいと思っても、実際に別れるのは心身に負荷のかかる行動です。そんなとき人間は、客観的で合理的な理由を求めてしまいがちです。そんなもの、あるはずないのに。
結論がどこにあろうと、少なくとも小手先の策をとるべきではない、とだけ申し上げておきます。迷いがあるときほど、最終的には自分の気持ちに向き合って正直になるほかない。変に小賢しくなろうとしてしまうことは、後悔を生みがちです。結局のところ好いただ惚れただなんて、感情と社会通念という二大「不条理なもの」に振り回されているだけのことなんですから。
うーん、あなた自身が心のどこかで、別れたい、と思っているのでなければ、あまり思いつめる必要はないと思いますけどねえ。
恋人に対するスタンスは人それぞれですし、恋人どうしがどのような関係をつくるかも、カップルごとにいろいろです。「こうあらねばならない」というものが外から与えられるようなことは、ほんとうはほとんどなくて。それぞれの環境によってつくられた個人の組み合わせが、ゆるやかなルールをつくっているにすぎないのです。
気持ちの大きさを比べることは困難です。というよりもともと比べることなどできないもので、われわれは他人(ときに自分)の気持ちに関して、表にあらわれたことばや行動から判断することしかできません。
こう言ってしまうとひどい話にもなりそうですが、口ならなんでも言えます。あるいは、手をつないだりキスをしたりなんてことも、仲のいい友人とでもできてしまう、というのも事実です。
誰に対しても、なんでも言えるしなんでもできる。そのなかで、恋人という相手に対して何を選択するかが問題なのです。
お互いがそうして選択したことばや行為がどの程度かみ合うか。一対一の人間関係ですから、重要なのはそこだけです。
感情的な部分について考えすぎてしまうと、どんどん悪い方向に行きがちです。
だからいっそのこと一度、自分は自分の気持ちについて理解できるという考え方を捨てましょう。そして、「恋人どうしはこうあらねばならない」みたいな固定観念も捨てましょう。
恋人が「都合のいい」存在である(かもしれない)ことの原因は、あなたにあるのかもしれないし、ないのかもしれない。つまり、あなたが適当かつ過度に依存しているのかもしれないし、もしくは恋人のほうが、相手を甘やかすことでしか関係を続けられないのかもしれない。こうしたことひとつとっても、お互いの内心を正確に把握することは難しい。だから、表にあらわれているものがどの程度かみ合うかで考えてみることも、ときには大切です。
ただ、最後に戻ってくるのは自分の感情的な部分にほかなりません。
「相手のため」とか難しく考えず、あなた自身が関係を続けたいか別れたいか。それだけのはずで。
たとえば別れたいと思っても、実際に別れるのは心身に負荷のかかる行動です。そんなとき人間は、客観的で合理的な理由を求めてしまいがちです。そんなもの、あるはずないのに。
結論がどこにあろうと、少なくとも小手先の策をとるべきではない、とだけ申し上げておきます。迷いがあるときほど、最終的には自分の気持ちに向き合って正直になるほかない。変に小賢しくなろうとしてしまうことは、後悔を生みがちです。結局のところ好いただ惚れただなんて、感情と社会通念という二大「不条理なもの」に振り回されているだけのことなんですから。