@dlitt

Takumi TAGAWA

以前『理科系の作文技術』を推薦されていたと記憶しています。僕もとてもよい本だと思うのですが、パラグラフの構成で一つ伺いたいことがあります。 p.60で、べたっと書かれた文章をパラグラフに分けて書き直した文章を挙げ、「こういう積雪を足で踏みつけるとどうなるか」という一文からなるパラグラフを使っています。単文のパラグラフについては、p.72のように許される条件を挙げ(「話題の切り替え」など)ていますが、あまり推奨しているようではありません。 dlitさんは文章指導で、単文からなるパラグラフについてどうコメントしていらっしゃいますか?学生の文章でそういうパラグラフがあったとき、どう添削しますか?

確認しましたが、確かにp.72で「一つの文だけからなるパラグラフは原則として書くべきではない。それが許されるのは」とあります。僕は授業では基本的に単文のパラグラフがあっても良いという話から入ります。それは短いからという理由だけで内容的に関連やまとまりがない他の文や段落にくっつけてしまうことの方がパラグラフ・ライティングのトレーニングとしては問題だと考えるからです。僕の出す課題では今のところ前後の段落にくっつけた方が良い単文のパラグラフというのはほとんど出てこないのですが内容の問題としてより詳しい描写や説明を加えた方が良いという添削をすることはあります(単文だからまずいとは書きません)。
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Latest answers from Takumi TAGAWA

2014年に読んだ本のなかから「これはぜひ皆に読んで欲しい」と思う一冊を選んでください。一冊だけです。

「みんなに」となると難しいのですが、金水敏(2014)『コレモ日本語アルカ? 異人のことばが生まれるとき』岩波書店. を挙げたいと思います。言語研究になじみのない方には、属性と言葉づかいの関係についての興味深い議論に触れる貴重な機会になるでしょうし、役割語(研究)になじみのある方にも、役割語研究には社会言語学的な視点と資料の丁寧な調査が重要であることを実感させてくれると思います。
少し長いですがあとがきから抜粋「その発生と敬称の歴史を調べていくなかで、<アルヨことば>の使用と中国人に対する日本人の侮蔑意識という政治的文脈とが分かちがたく結びついていることを知らされた。(中略)本書に記してきたことを踏まえるなら、もはや政治的な文脈への配慮なしに軽々に<アルヨことば>を用いたり論じたりすることは慎まれるべきである。本書に記したこのことばの背後にある歴史についての知識や、またそれに伴う配慮が、新たな日本の常識となることを願ってやまない。」(pp.215-216)

ベッド以外で寝るのはどこ?

リビングの電気カーペット上(冬季)&研究室のイス(通年)

毎日飲んでるお水をツイートされてますが、何がきっかけで始められましたか? また、ミネラルウォーターに対するこだわりがありましたらお聞かせください。

きっかけは、よく飲んでいるいろはすに複数の採水地があることを教えてもらって、「じゃあ実際に複数の採水地のものを飲んでいるのか記録を取ってみよう」と思ったことでした。ある程度混ざってたら「利き水」みたいなことができるんじゃないかと思っていたのですが、どの採水地のものが多いかはかなり偏っているようで、なかなか難しいですね。ミネラルウォーターにはそこまでこだわりがあるわけではない気がします。ふだんは好きで買いやすいもの数種類しか飲んでませんし。

好きなアニメ・マンガはありますか?

アニメはあまり見ないんですけど『攻殻機動隊』シリーズかなあ(マンガの方も好き)。マンガはたくさんあって迷いますけどぱっと思いつくのは『多重人格探偵サイコ』『きみはペット』『うそつきパラドクス』『ベイビーステップ』辺りでしょうか。 きづきあきら・サトウナンキ作品は『バーバ・ヤガー』をはじめ狂気感にじみ出てる作品も良いですね。他にも『働きマン』『モテキ』『王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜』『×(ペケ) 』とか…その時々で読みたいものも変わるので難しいですね。

一度始めたら止められなくなるものは?

ファミマの「スナック棒 めんたい味」:http://www.family.co.jp/goods/oyatu/hc0g7400000k47nz.html

@dlittさんのことは尊敬していますしブログも興味深く拝見しております。が、牡蠣をお好きだという一点において僕とは相容れないことが分かりました。残念ですな(´・ω・`)

私は牡蠣…というより貝を食べずに生きていくことができないのです。残念ですが

かっこいいですよ!

わーい :D そのお言葉を励みに今月もがんばって論文書きます

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