なぜ大学やめたんですか? May 10, 2016 理由はいくつかあります。もともと弁護士になろうと思って入った大学だったんだけど、最初の方に冤罪の授業を受けて「言葉のレトリックで人の人生を左右するのは自分には無理だ」と思ってしまい、弁護士になる気が急に失せてしまったというのがあります。もともと、「弁護士になったら『悪いやつ』の味方もしなきゃいけないんだよなあ」と、少し方向性に疑問を持っていたのもあるけれど。それから、さっき書いたことと矛盾しますが、あの大学のあの学部を選んだ大きな理由が「一番難しいから」というのがあります。理系で一番難しいのは医学部になっちゃうんだけど、僕は血を見たりするのが苦手なので、文系で一番難しいところに行くことにしたわけです。で、入っちゃったら、なんか達成感出ちゃったというか、燃え尽きてしまった感もあります。同じ高校から同じ大学に行ったやつが多くて、妙に緊張感が足りなかったのも良くなかったかもしれない。あと、実はこれが決定的なんだけど、当時付き合ってた彼女の関係でちょっとしたトラブルがあり、必修の試験を受けられなかったんですね。これで留年が決定的になり、留年するくらいなら辞めちゃおう、と思考が向かいました。もうひとつ、これは最近になって大学時代を振り返りながら思ったことで、当時、初めてのひとり暮らしで(高校のとき寮生活の経験はあるけど)、自分の部屋にうまく勉強する環境を整えられなかった、というのも原因のひとつにあるような気がしてます。だいたいこんな感じのことがいろいろ重なったんだけど、最終的には「東大辞める」ってキャッチーで面白いなって思ってしまい、辞めちゃいました。