ask.fmからすっかり遠ざかってしまいましたのでかなり今さらな空気が拭えませんが、言い訳以上のものでもないのでさっさと答えていきたいと思います。 自分にとっての高瀬一矢というのは明確に名前を認識した初めての作曲家であり、同時に自分の音楽観の根底に根ざす「好み」の指向性を決定づけた人でもあるので、衒いなく言えば彼の作るものならば一も二もなく諸手を上げてYESと答えるくらいしか選択肢が用意されていないというのが正直な感想です。詰まるところ「全部いい」の一言に帰結してしまうので答えようがない、というのが実情ですね。 その中でも強いて、悩んで、悶えて一曲選ぶとしたら間違いなく「FLY TO THE TOP」が入るでしょう。ユーロチックなアレンジ、鮮烈かつキャッチーなメロディ、MELLの若干ハスキー気味なボーカル、Old I'veに求めている全てがここには詰まっています。そして何よりもポジティブなる単語の全てを包み込んだタカーセ謹製の作詞に込められた「これからのI'veはもっと羽ばたいていくんだ」という飽くなき祈りが聴くものの胸を撃ち抜いていくのです。
MELL様参加曲で好きな曲を推して下さい。
限りなく低いことですが、歌手としての復帰を永遠に待ってます。 で、I've黎明期どころか正式に名乗り出る以前からちょくちょく別名義で関わってきた彼女ですが、真っ先に思い浮かぶのはやはり正式なデビュー曲である「美しく生きたい」ですね。タイトルの通り、歌詞に挟み込まれたメッサージュやメロディラインとボーカルの妙、それら「美しさ」の全てがこれ以上なく込められて高らかに歌い上げている、そのストレートさに感嘆します。 ストレートさの一点で語るなら「Virgin's high!」も外せませんね。ご存知スカイガールズのOPとして採用された当該楽曲でありますが、コーラスに限らず歌詞中に作品タイトルや関係するワードを混ぜ込むという、古きよきアニソンのセオリーに則った別ベクトルのストレートさに惚れます。 上記の2曲からなんとなく察せられるとは思いますが、MELL様の楽曲というのは総じてこの「ストレートさ」が形や方向性・・・それが友愛や憎悪、それらを相半ばにしたものであろうと・・・を問わずどこかしらに織り込まれているので非常に好感が持てます。「KILL」とかはタイトルからしてストレートですし、「our youthful days」はKOTOKOの作詞も相まってそこはかとない切なさすら内包しています。 そして何より現時点で絶対外せないのは、事実上最後の曲となった「EMPTY」「In The Name Of Love」の二曲ですね。前者は歌詞だけ抽出するなら外に出すのすら憚られるようなストレートかつ捻れた救いを求めるドス黒さを、後者はそれを経た上で救いを得たことを何に憚ることなくストレートに歌われるという、まさにコンビだからこそ意味が生まれる素晴らしい、そして同時に悲しい曲達であります。 この2曲聴く度に、もう復帰はありえないんだろうなぁ、と半ば確信してしまうからつらい。
今まで行ったコンサートで最高だったのは?
μ's →NEXT LoveLive!2014 ~ENDLESS PARADE~
あなたの国が恥ずかしく思えるような画像を投稿してください。
川田まみ参加曲で好きな曲を推して下さい。
既出の曲となるべくかぶらないよう細心の注意を払ってますが、ここまで連続で答えてくると重複する曲が出てきそう・・・。 前回の質問にもある通り中沢氏の曲との相性が抜群に良いとは言っても、こればかりは自分にとっての川田まみの原点である「radiance」が筆頭に挙げられますねー。四半世紀という短い人生の中で最も禁欲に徹していた時期の唯一の支えでありましたので思い出補正が半端じゃなく掛かってます。 あと言うなら「明日への涙」は中沢氏との組み合わせの中でもベストイントロに入りますね。ピアノをメインにしながらも1分近く焦らすそのテクニックに惚れ込みます。次いでトランシーな楽曲枠として「I pray to stop my cry -little sea style-」「RAGE」が挙げられますね。共にI'veの得意とする陶酔感と恍惚感をこれでもかと厚みを重ねた音の洪水でダークに彩っています。
MAKOを果たして「最近」と形容すべきなのかは議論の余地がありますが、LEVEL OCTAVE以降オリジナルが飛躍的に増えてるので「最近」と言うべきなんだろうなぁ…。 前書きはともかくとして上記三組の中で各々好きな曲を論うとなると、まずMAKOは真っ先に「See You ~小さな永遠~ "Mixed up FISH TONE Style"」が思い浮かびますね。ただでさえ原曲がデュエットもとい全員合掌バージョンもある混声合唱前提の曲とそれだけで破壊力が抜群なのに、たったひとりで見事に歌い上げるその技量の高さを体現しているような曲です。あと一番最近の音源で最もお気に入りなのが「Happy Ever After -Arrangement of Innocent-」ですが、こちらは単純にバラード調の原曲からHARD STUFFもかくやというハードなアレンジが成されているという理由なのでボーカリストというよりはアレンジャーに視線が行きがちな評価になるというね…。 翻って柚子乃ですが一番の新人だけあってまだまだ読めない部分が多く評価も難しいところですが、あえて選ぶならデビュー曲の「モラトリアム・クラスタ」ですね。明らかに元長作品補正が掛かっているようなものですがあまり気にしない方向性で。オリジナルに焦点を当てるなら、やはり「TREASURE DAYS」でしょうか。現時点で激しい曲調のものしか手掛けていない中でも殊更に激しさと暗黒面を全面に押し出したような、そんな雰囲気をまとっているのが魅力的です。 で、Pixy Lab.ですがデュエットという点はともかくとして単純に曲数が少なすぎるというかどうしても二者択一になる上、実質決まってるようなものなのが地味にツライ。 で、その二曲のうちの一曲である「Dual Force」はなんだ、その、サビのシャウトになりきれてないシャウトが…うん……そういうのよりは正統派の愛の手で塗れた「Sig-naL ~0時過ぎのSpace soldier~」のほうが遥かに聴き心地がいいんですよね。これは本当に歌い方の好みの問題なので仕様がない、と自己正当化したところで今回は終わりたいです。
そらアレよ、信者補正でタカーセがボーカリストとして関わった曲全般としか言えなくなるよ。もっと歌うタカーセが聞きたいんや、フルアルバム永遠に待ち続ける覚悟は出来てるのでもっと歌ってほしいんや……。 それ以外ではやはりブラコンの「14 to 1」ですかねー。ただでさえ合唱曲は強いのに本気のmix兄さんが垣間見えてくるようです。ホモ疑惑がより濃厚になりますね?
島みやえい子先生 参加曲で好きな曲を語って下さい。
よっしゃバッチコイ!もうほぼ書き上げた段階で消えてしまう愚は犯さんぞ! えい子先生の魅力は他のボーカリストの例に漏れずそのウィスパーボイスから紡がれる歌声ですが、前世を垣間見る逸話に代表されるようにスピリチュアル(スピリチュアルやね!)な世界観を持っており、尚且つそれらを伝えきるための作詞作曲の才能もあります。何のパーフェクト超人なんだ、と言いたくなるのは仕方ないですよね。 そんな中でまず純粋なボーカリストとしての起用に限るなら、まず「Dreamer」は外せません。歌詞の美しさと曲の美しさに加えて歌声の美しさも合わさったとかく美しい曲の代表格です。次いで言うならI've全体でも珍しい民族音楽調であり、ねこねこソフトとの縁を繋いだ「砂の城 -The Castle of Sand-」、一時期はイコールで繋げられたひぐらし関連楽曲の中でも特に中沢氏のディストーションシンセがメインに据えられた「奈落の花」「ディオラマ」あたりが挙げられるでしょうか。 翻って本人作曲に限るなら、まず何に於いてもULYSSES収録の「宇宙の花」は絶対に外せません。単体でも編曲の二胡の音色が殊更に雰囲気を駆り立てていますが、アルバム全体が形問わず「愛」をテーマにしている中で最後から二曲目に収録されていることの意味を考えるとさらに面白くなるかもしれません。次に外せないものとしては、やはり「銀河の子」でしょうか。数少ないアップテンポであることも作用しているのか編曲時点でかなりmix兄さんの色が出ているものの、それに押し負けないくらいサビの合いの手のコーラスが素晴らしく映えています。 特別扱いしているものは以上になりますが、最後に取り沙汰したい曲たちが残っています。それは「FLOW」「OXISOLS」「electric universe」のシングルカップリングを代表とした、SORMAが制作に関わっている曲たちです。ただでさえ幽玄な世界観に彩られた先生の楽曲にSORMAの音作りは拍車をかけるようで、幽玄に幽玄を掛け合わせた観測不能の世界を提示してくれます。もしかしたら先生の世界観を最も忠実に再現しているのはもしかしたら彼らなのかもしれません。
ほぼほぼ歌姫と言っても差し支えないくらい提供の頻度が多いものの、正式に所属してるわけじゃないのが今でも解せない勢としては一家言ありますが、そこは今は置いといて。 単純な楽曲の作り込み具合なら「sign」「ebb and flow」の二大巨塔がそびえ立っています。前者はクレジットがクレジットだけに、突き抜けるような鮮烈なメロディからの間奏のストリングスがここではないどこかへ連れて行ってくれますし、デビュー作とは思えないほど歌声がしっくりハマってくれています。後者に至ってはイントロのピアノからして既にしてやられてしまいますし、ポエットな部分もしっかり押し出しているので可能性の宝庫です。 可能性という観点から見るなら唯一と言ってもいいダークチューンである「Recall」も好みですね。特にAメロのささやくような呵すれるような歌声が堪りません。