倫理学の教科書の内容を要約し考察して発表するゼミを受けているのですが、論証のどれもが大事に思えて要約できません。教科書の書き写しになってしまいます。端折ってパラフレーズするのも誤読の元になりそうですし、そもそも倫理学は丁寧な論証がキモなので要約自体が不適切な気すらしてきます。先生はどのように指導され、そして指導してきましたか?
論証には幹と枝葉があり、要約するというのはとりあえずは幹を残して枝葉を刈り込む作業になると思います。ただ、教科書の記述の場合はすでにその作業を経たものが書かれていることが多いので、それをさらに刈り込むと意味がわからなくなるという気持ちは分かります。
わたしが授業で要約の課題を出す場合ですが、パラグラフ・ライティングされている文章を要約する際は、まとめには各パラグラフ少なくとも一文は反映されるように、という指示を出しています。ちゃんとパラグラフ・ライティングされていれば、そうした文章をつなげていけば全体の要約になるはずです(実際やってみるとそう理想的に書かれている文章の方が少ないのですが)。
考察については、要約にふくまれているかどうかとは別に、疑問がありそうなところ、論争状況において一番問題になりそうなところをあらためてまとめ直してもらいます。全部が同じように大事というわけじゃないというのが分かるというのは、その問題について理解が深まるということです。
わたしが授業で要約の課題を出す場合ですが、パラグラフ・ライティングされている文章を要約する際は、まとめには各パラグラフ少なくとも一文は反映されるように、という指示を出しています。ちゃんとパラグラフ・ライティングされていれば、そうした文章をつなげていけば全体の要約になるはずです(実際やってみるとそう理想的に書かれている文章の方が少ないのですが)。
考察については、要約にふくまれているかどうかとは別に、疑問がありそうなところ、論争状況において一番問題になりそうなところをあらためてまとめ直してもらいます。全部が同じように大事というわけじゃないというのが分かるというのは、その問題について理解が深まるということです。
Liked by:
ta1117
夜船
Takumi TAGAWA
よんでますよ、ユージーンさん