@yagena

安田 洋祐

サッカー中にすみません。>この10〜15年ほどで見ると、特に日銀から派遣された海外留学組の方が目覚ましい業績を挙げられて(さらにその多くが既に大学へ転籍されて)います。 アカデミックな業績に関係なく、大学側に経済官庁系の枠がもとからあるだけではないですか? 日銀の例は知りませんが、国分寺市にある某私立大学だと、経企庁内閣府OBの枠を別のOBで埋める、ということを繰り返しているように思います(死亡の場合であっても、定年退職の場合であっても)。 新大学石原や埼玉大(学部の方なのでやげな先生とは無関係?)にも内閣府系の枠はある(あった)と思います。

そういう(学術的に)ショボい方々のことを話しているのではありません。たとえば、以下の人たちです:
http://seminar.econ.keio.ac.jp/fujiwara/
http://www.fbc.keio.ac.jp/teacher/staff_list/teranishiyuuki/index.html
https://sites.google.com/site/kozoueda/
あと、言及されているいわゆる“天下り枠”も縮小傾向だと思います。これからは一定の学術業績がないと、役人→大学教員の転身は難しくなる一方でしょう。

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安田さんが翻訳を担当しておられる「入門 オークション:市場をデザインする経済学 ティモシー・P・ハバード (著), ハリー・J・パーシュ (著)」ですが、敢えて翻訳された目的や意義というのはどの辺りにあるのですか?

監訳者「解説」を以前アップしましたので、ご参考ください:
https://note.mu/yagena/n/nebe89584efee

こんにちは。来年東大経研に進学希望の学部生で、修士2年目(あるいは修士号取得後)に米phdに出願する事を考えています。 学部は文学部で、成績もGPA3.0位と芳しくありません。経済学は学部3年次から独学しています。 アメリカの経済学phd留学に関して、以下3点について安田先生のご意見を伺いたいです。 1. 学部での専攻がphd専攻と異なる場合でも、学部のGPAで足切りされる事はあるでしょうか。 2.これまで、大学で数学の授業を一切取っていないのですが、phd出願の際に不利となるでしょうか。 3.私は女性なのですが、出願者の性別が合格判断基準になることはあるのでしょうか。 宜しくお願いします

1. 不明。能力の低さとして判断される危険性が無いとは言えない。
2. 東大院で数学能力の高さを、直接(講義や成績)、間接(推薦状)的に示すことができれば心配は要らない。
3. 無い。
1年目は、とにかくコースワークを徹底的に頑張ってください。そこで成績上位に入りさえすれば、留学の道が拓かれる可能性は非常に高いです。

安田先生はいつ頃から研究テーマをお持ちだったのでしょうか? また、興味(研究テーマ)と勉強のどちらが先行するのでしょうか? 私は現在学部生で、もう少し勉強したいので大学院に行こうか悩んでいます。ただ、勉強したいことはあるのですが、研究となるといまいち固まっていません(卒論もまだです)。大学院に行く前に探した方がいいのでしょうか?

以下順番に。ご参考まで!
・大学3年生。
・人によりけり。
・見つからなくても焦らなくてよい気がします。
- 少しでもじっくり勉強したいテーマがあれば、修士進学はオススメ
- 強く深く研究したいテーマがない限り、博士進学はやめるべき

【経済学者リスト】ジャーナルを追加する予定があるそうですが,医療分野のジャーナルを追加する予定はありますか?Lancet等の一流ジャーナルに論文を載せている日本人経済学者もいるので,範囲を広げるべきではないかと思います.

今のところありません。分野間でのバランスを取ることが難しくなる、該当研究者をもれなくサーチするコストが増える、などのマイナス要因から、経済学以外のジャーナルの範囲はあまり広げるべきではないと考えています。

計量のMWGとも言えるHayshi(2001)/amemiya(1985)について、日本語バジョンがないことは、とても残念/おかしいだと思いますが、それは何故でしょうか

あくまで一般論ですが、以下の理由が考えられるように思います。
1. 上級書は部数が期待できないので出版社が渋る。
2. 追加的な読者が期待できないので著者が渋る。
3. このレベルの内容を理解できる日本人経済学徒は教科書や論文を英語で読む機会が少なくない、つまり英語文献に慣れているため、翻訳のメリットが少ない。
(3が1と2を増幅させます)

早稲田の卒業生です。伊藤秀史先生は政経じゃなくて、ビジネススクールへの移籍だったような…?それにしても、河村先生や伊藤先生が移籍してこられてて、今の学生が羨ましいです……

ありがとうございます!修正させて頂きました:
https://sites.google.com/site/economistsjapan/list2

学会などの研究発表においてインターネット中継などの技術を使って発表したり聴講・質問したり、という試みはないのでしょうか?直接会場に出向くことなく学会などに参加できるようになれば出張費が大幅に節約できそうな気がするのですが。

海外の経済学界ではオンライン配信をはじめているところもあるようです。(おそらく一部のセッションのみ)ただ、経済学会の場合は、新しい話を聞くこと自体よりも、会場でのリアルな交流や、参加して頭を使うことにコミットすること、などの付加価値が大きい印象です。(新ネタの草稿やスライドは著者のサイトなどで公開されている場合が少なくありません)ですので、オンライン配信されたとしても、出張が減るかどうかは微妙かもしれません。

Ph.D留学について質問させてください。現在大学生で今年経済学の院試を受ける予定です。院修了後はph.D留学を希望しているのですが、私は浪人・休学を経験しているため、仮に課程を5年で修了したとしても卒業時には31歳という年齢になっています。そのような年齢だと、アカデミックポスト(日本・海外)及び民間企業(海外)に就職する場合特段不利になりうるのでしょうか。一般論として答えるのが難しい場合、安田さんの個人的な偏見でかまわないので教えて頂けないでしょうか?

その年齢であれば特に問題にならないと思います。ただ、Ph.D.の取得年限が延びており、5年で終えてアカデミックポストに就くのはなかなかタフかもしれません。

九州大学卒なので、日本人経済学者リスト(海外)の方の該当者かと思います。 https://sites.google.com/site/tomomitanaka00/home http://www.jcer.or.jp/enjoji/enjoji03.html

"The list below shows Japanese economists working at overseas universities."
https://sites.google.com/site/economistsjapan/list
今のところ、海外版リストに掲載しているのは大学所属の方のみです。もちろん、研究所や国際機関にまで拡大することは可能です。それに際して、
・リスト掲載に際するもっともらしい基準
・大学外で活躍されている経済学者のリスト
(リストの各項目の該当事項もチェックしてもらえると助かります)
をお寄せ頂ければ、追記・編集を検討します。

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