日立製作所の社内用語で、敬称や役職がつく名前をかっこで囲む風習がありますが、 (いとう)も日立用語でいとうプロデューサーという意味でしょうか。 お答えになって頂きたく。 以上 April 29, 2015 いま調べて初めて知りました、勉強になりました。
アニメのクレジットのことについてです。TVアニメのOPにほぼ必ず出てくる"企画""製作""プロデュース"以下ゼネラルPorエグゼクティブP、P、アシスタントPにクレジットされている方は製作委員会の方々だと理解しているのですが、この中で"企画"に記載されているのは各社の一番偉い人物で合っていますか?そしておそらく企画というのは様々な会議、時には飲み屋で発生するものと勝手に思っているのですが、ここで一番始めに企画を考えたのがある程度下っ端の方の場合、このクレジットの"企画"には載れないのでしょうか? April 27, 2015 一番偉い、というかその作品の関わるところの各社の最高責任者であることが多いと思います。仰るように、実務的な企画者が企画に載ることはほとんどないですね。もちろん、自分も下っ端なもんですから、GJ部にしてもばらかもんにしても曇天に笑うにしても、大体一番下におります。そういうものなんで、不服とかっていうんじゃないですよ(笑)。まぁ、確かに変な言葉ですよね。同じこと昔オカンにもきかれました。 Liked by: Pちゃん
ビデオメーカーに入られる前は、制作会社におられたんですね。どういった役職を担当されたんですか?「制作会社」と会社単位でおっしゃるあたり、制作進行やデスクでしょうか?また、ビデオメーカーへ転じるきっかけなどあったのでしょうか? April 25, 2015 主に制作進行をしていました。元々は制作のプロデューサーになるか、演出や監督になるかという気持ちで入ったのですが、早々に後者は諦めてしまいました。そのときたまたま水島さんや長井さんの仕事ぶりを拝見して、ああはなれないなと。それからはそういうクリエーターさんに貢献することを仕事の動機にしていたんですが、より本質的に何かするのであれば、制作の立場よりもビジネス側にまわったほうが自分の性にあっている気がしたので、ビデオメーカーに移ることになりました。どちらかといえば制作の仕事のほうが好きだったと今も思います。
完全に個人の意見ですが、某会社を見てプロデューサーさん(アニメ制作会社のPではない)が独立してアニメの企画会社や制作会社を立ち上げるのってかっこいいなと思いました。(いとう)さんはそういうのって考えたりしますか? April 25, 2015 考えたことあります。すごいですよね。ただ、アニメの仕事で起業するって結構大変なんですよ。というのも、アニメっていうのは他の映像に比べて作るのに時間がかかりますから、そのぶんお金もかかるのに、成果が収入になってかえってくるのもまた時間がかかるからです。ふつうベンチャー起業でしたらまずは短期かつ低リスクで収入になる仕事を作るわけですが、アニメだと中々そういうやり方がしにくいので起業リスクが高いんです。自分はまだビジネスの立場でアニメに貢献したいので、独立は考えられないですね。
音楽業界ではCDからダウンロードへと販売形態が変化しつつあるようですがTVアニメは今後どのように変化すると思われますか? April 20, 2015 以下あくまで私見ですが思うところ多くてちょっと長くなります。基本的に、音楽業界と同じ文脈を踏むことになると思います。現在、TVアニメに限らず映像配信があのときの音楽配信市場のように国内外で普及しています。音楽のほうがCD販売から配信や興行にシフトしてきたように、アニメもBD/DVD販売から配信やその他の収入にメインが段階的に移行していくと思っています。まぁでもこれって10年くらい前から言われてますよね。慎重にしないと色々難しいところがあるんです。やるだけなら簡単ですからね。日本の音楽業界が不幸だったのは(自業自得ともいえますが)iTunesに代表される海外の配信プラットホームの発達に半ば巻き込まれるかたちで国内の音楽市場もそのプラットホーム上で配信にシフトせざるをえなくなってしまったとこです。もともと日本の音楽市場は言語と文化の問題があってとてもドメスティックな=国内でほとんど完結している市場ですんで北米などのようにアジアなど海外にコンテンツが輸出できる土壌がないので、限られたパイの市場で産業を成立させるしかなかったんです。北米などは配信になって販売単価が下がってもそのぶん世界中でたくさんダウンロードしてもらえれば、CDが売れないぶんの売上をある程度補填できたんですが、日本は市場が限られているのでもともと販売単価の高かったCDベースの売上をカバーできず現在産業としては苦境に立たされています。何が言いたいかというと、TVアニメも前述の国内外の映像配信需要の高まりによって、BD/DVD販売型から配信型のビジネスモデルにシフトしていきますが、その際に避けられない販売単価の低下に対して対策をしないと今の日本の音楽業界と同じような不況に陥ってしまうだろうということです。「なりゆきで」配信になりました、ではダメなんです。一つ僕らにとって好意的なことがあります。アニメは日本の音楽と少し違って海外で一定の需要があります。この需要を伸ばしてアニメをお金を払って観る人口が増えれば、配信型になっても世界的により多くの収益が期待できるようになりますので、単価の低下にも対応できる可能性があります。ただ現状では正直なところ厳しいところです。cool japanと言われてはいますが、まだほとんどの作品において収益の大部分は国内のものです。ですから僕のこれからの目標は国際的に競争力のある作品企画をして、海外でも勝負になる作品を作って、アニメを今よりたくさん売って、最終的には制作スタッフさんに還元できるような仕組みを作ることです。そうなれば観ている人も作品にアクセスしやすくなりますし、業界も元気になりますし、制作スタッフさんも幸せですよね。本当に、冗談でもなんでもなくてピクサーに勝たないといけないんですよ。View more
原作のあるアニメが多いのは何故ですか?個人的にはシナリオがどう転がるのか分からないオリジナルアニメが好きなので増えて欲しいのですが>< April 19, 2015 原作のあるアニメを作るメリットは、①原作の販売部数や知名度によって事前のビジネス周りのセールスや期待値を担保できる②作品のプリプロ(シナリオなど)制作がオリジナルよりもしやすい③出版社さんからの出資やCM提供費などで作品のリリースを助けてもらう場合がある大体こんなところでしょうか。特に①②がやっぱり大きくて、現状多くの作品で原作を頼っています。
アニメのOP、ED映像だけをデータで販売しないかなーと新しいアニメが始まる度に思っているのですが、難しいですかね? April 19, 2015 配信では近いサービスがありますよね。DL販売も、あっていいと思いますし、近いうちに実現するかもしれませんね。
アニメの円盤って6巻売り等々揃うまでの期間が半年というのは辛いのですが、やはり修正期間しか考えると仕方ないんですかね April 14, 2015 修正期間というか、オンエアあわせの完成を想定すると、そこからエンコード→オーサリングして出荷・発売までに2ヶ月弱かかるので必然的にそうなっている感じだと思います。最近はユーザーさんからの意見反映して3話収録4巻構成とかもありますよね。僕は6話収録2巻構成とかやったりしました。少なくとも最初から修正を前提としている作品は本来ないと思います。自分は制作会社さん費用負担のパッケージ時のリテイクには基本的に反対です。スケジュールを前に倒せばもっと自由な仕様ができるのですが、中々そこまで思い切れないというのが各社現状じゃないでしょうか。
(いとう)さんや藤原監督の影響で視聴するアニメを決める判断材料に関わっているスタッフを含めるようになったのですが、そういうのって現場の方から見るとどう思われるんでしょうか?やっぱり作品そのものを見てから判断してほしいって思われます? April 14, 2015 ありがてぇです。がっかりされないように我々頑張ります。
ウィスキー全般がお好きなんですね。僕もウィスキー大好きです。 いとうさんはピートが強いウィスキーも飲まれますか?また、それに合うオススメのおつまみ、もしくはいつも食べているおつまみなどあったら教えてください。 April 14, 2015 ビーフジャーキー至高です。
アニメの2期はどういった要因によって決まるのでしょうか April 13, 2015 製作委員会各社の収支、プロダクションさんとクリエーターさんの事情、それらをふまえての原作があればその許諾の可否、大体こんなところじゃないでしょうか。イレギュラーで、別の事情で決まることもあると思います。
GJ部飲みながらお酒観るのがほんと楽しくて家でお酒飲むときは一人でも複数人でも流してました。そんな時Gリピートディスクは素晴らしい存在でした。ところでいとうさんはお酒のみながら何かしたりとかしますか?するならどんなことするのが好きですか? April 13, 2015 最近ひとりで飲めなくて、誰かと話していたいですね()
ブルーレイが毎月の単巻発売された後でBOX版が発売され、それに新たな特典が付いている場合が散見されます。BOX版の方が大抵安価ですので初回限定盤を揃えた身としては何だか切ないです。特典だけ別売りして貰うわけにはいかないでしょうか April 13, 2015 映像商品の再販売って、自分はBD化とりぴーと!でぃすくしかやってないんですけど、特典でのすみ分け以外に何か考えたほうがいいと思うんですよね。特典別売りというのも、個人的にはあってもいいと思います。ビデオメーカーとしても出せば売れるのがわかっていたりすると、難しい判断ですよね。うまく応えられなくてすみません。