「ジブリで(アニメーターは)育たない」というのは、とてもシンプルな理由で「教えなくても最初から上手い原画を描けるアニメーターばかりヘッドハンティングして、自社で新人に仕事を教えて人材育成をするコストを負担しない」からです。故 近藤善文さんも近藤勝也さんも田中敦子さんも安藤正浩さんも高坂希太郎さんも田辺修くんも丹内司さんも二木真希子さんも百瀬義行さんも安藤雅司さんも、あと他にもいっぱい社外のアニメーターで橋本晋治くんも井上俊之も本田雄くんも大平晋也くんも、皆さんジブリで一から仕事を覚えた人じゃないでしょう？20年以上 継続している制作会社で「生まれも育ちもジブリです」というジブリ現役の上手いアニメーターが殆どいらっしゃらないのは「最初からアニメーターを育てる気が無いから」です。吉田健一さんみたいな上手いアニメーターがジブリに留まらない理由の中には少しはそういうジブリの制作会社としての体質が関係してるんじゃないかなぁ。で、高畑監督が「仕事は絶対に海外には出すな」という要求の為に「火垂るの墓」は劇場公開時にセルの色が塗られていない線画を出した割に、ダディ宮崎監督の「千と千尋の神隠しの」では韓国のDRムービーさんに仕事を発注してるというパラノイアみたいな会社だから。あとで他の質問の鈴木敏夫PDの話にも繋げますけど、ジブリが延々とヤって来た事は「(ダディ宮崎監督か高畑監督の認める)上手いアニメーターを他所からお金で集めて人材育成には資材投資しなかった」だけなので、あなたの疑問は「ジブリの本質とはボタンの掛け違いをしてる」という訳です。