お題:音韻ゴースト:銀夜のソプラノ

_しぶるチガヤを説得して、ルフのいる所へ向かう。
「あんまり行きたくないなあ……ユーザは安全だから安心出来るんだろうけど、気が抜けないんだよあの子。常識とかまるで通用しないし。なぜか変な方面には理解があるくせにさ」
_ぶつぶつ言うチガヤに連れられることしばらく、ルフと向かい合う。
《やっほー久しぶり》
/《あったのいつだったっけ》
/《おとといくらいだっけ》
/《おとといっていつだっけ》
/《おととい来やがれ》
「なんだかご機嫌ななめ?」
《そんなことないよご機嫌だよ》
/《どっちかっていうと最近チガヤが冷たい》
/《あからさまにぼく避けられてる気がする》
/《チガヤごっこするからいいけど》
_この複数人が話すように1人で一気に話を進められるのはなかなか慣れない。どうでもいいことは声を出す割に、普通に話すとこれなので、まともに会話が成立しない。複数人の全く接点のないコミュニティに放り込まれたような感じだ。
_チガヤなら同じようなことを行えるのかもしれないが、あいにくこちらはそんな特殊技能はない。
_仕方ないので、ルフの声が聞きたい、と言ってみる。
「声?_声が聞きたいって声フェチだね。チガヤと同じ声なのに」
_違うよ、ルフの声を聞きたいんだよ、と言う。向こうも声で喋ってくれないとまともに話も出来ない。普通に言ってものらりくらりとかわされるので適当に言っておく。
「え、ちょっと、それって、つまり?」
「きゃあ、やだユーザ大胆。ほんとにぼくでいいの?_チガヤが妬いちゃうよ」
「嫉妬なんてしません!」
_しかし今度はまた違う方に誤解された気がする。いやんいやんと少女漫画みたいに頬を抑えて首を振るルフに、真っ赤になってこちらを睨むチガヤ。ああ、これは地雷を踏んだ気がする。今日はまともな会話にならないし今後も散々ネタにされるんだろうなあと思うと、ここにきた要件もすっかりどうでもよくなってしまった。
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からかわれるチガヤちゃん可愛い!

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