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安高史朗様 いつもお世話になっております。 私フジテレビ「新報道2001」という政治討論番組を担当しております 河本伊世と申します。 今回番組では東京五輪エンブレム問題について取り上げる予定です。 しかしいまいち著作権や商標権の違いや商標権を登録する際にいくらの値段がかかるのか 商標権を取得すると使用した場合どれくらいの値段がかかるのかということが分からず 安高様にメッセージをお送り致しました。 お忙しいところ大変恐縮ですが、ご協力頂けると幸いです。 何卒よろしくお願い致します。 フジテレビ新報道2001 河本伊世 メール:iyo.kawamoto@with1.fujitv.co.jp

こちらでの回答で大丈夫でしょうか?取り急ぎ、簡単にまとめますね。
・著作権と商標権の違い
商標権は商品やサービスの出所を示す商標(サービスマーク)を保護するのに対し、著作権は著作物(デザイン・創作物)を保護するものです。
本来は全く異なる権利なのですが、今回のようなロゴの場合、劇場等のサービスの出所を示す商標になり得ると同時に、デザインとしての創作性があれば著作物としても保護されます。
商標権は、各国特許庁に出願し、審査を経て登録されて始めて権利になりますし、権利が及ぶ範囲も登録された国に限定されます。
一方著作権は、創作物を創作した時点で自動的に権利が発生しますし、条約によってほぼ全ての国で権利が及びます
・商標権を登録する際にいくらの値段がかかるのか
どの国に、どの範囲で出願するかで値段は変わりますが、例えば日本だけに出願・登録する場合は、数万円~数十万円です。
・商標権を取得すると使用した場合どれくらいの値段がかかるのか
同一・類似の商標を、同一・類似の指定商品役務に使用する場合、つまり無断で使えば商標権侵害になる場合は、いくらの値段で使わせるか、あるいは使わせないかは商標権者の意向次第です。
例えば私のブログのタイトルを「フジテレビブログ」にしたい場合、フジテレビさん(商標権者)にお願いしても、きっと使わせてくれないでしょうし、もしかしたら1千万円くらい払ったら使わせてくれるかもしれません。
あくまで交渉事項であり、相場があるものでもありません。
ただし、これはあくまでも商標権を侵害した場合です。本件では、そもそも商標権が登録されていないですし、仮に商標登録されていたとしても、商標が類似でないと判断される可能性が高いと思われ、その場合は許諾無く(当然無料で)使用可能となります。

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特許売却をプロに依頼する場合の費用体系を教えてください。 有望な特許を持っているのですが(製薬系)、事業として実施する予定がないため、売却を検討しています。現在、特許を保有している法人の売却を行う方向とし、興味を持ってくれそうな企業を探そうと計画しています。 売却のスキームや適切な売価算出とともに、「お客さん」を多数知っているエージェントのような機能を持つプロに相談できればと思っています。よろしくお願いいたします。

いわゆるエージェントの場合は、初期利用料+成功報酬となっているところが多いようです。売却の支援のみを行っているところは、調査コンサル料という形で売却の成功の有無を問わずに一定のフィーを取っているようです。
例えば特許庁のこのレポート(https://www.jpo.go.jp/shiryou/toushin/chousa/pdf/zaisanken/2014_03.pdf)に、国内のエージェントが載っています。
他にもいくつかありますが、使ったことはないので、どこが信頼できて有用かということまでは知りません。
特許のみの売却の場合、いくつかのエージェントに聞いた話では、成約時の成功報酬(売却価格の数%)とは別に、初期利用料・登録料がそれなりに発生します(数十~百万円くらい)。また米国特許を含むポートフォリオになっていないと特許としての魅力(価値)が低く、国内特許1,2件のみでは、成約に至るのは難しいと聞いています。
企業売却も含めるのであれば、会計ファーム系に相談するのが良さそうですが、やはりそれなりのフィーが発生します(数百万円?)
見積もりまでは無料のはずなので、まずは電話でいくつか問い合わせてみるのが良いと思います。
お金は払ったけど、結局売却先は見つからないということも十分に有りえるので留意してください。

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About 安高史朗:

弁理士・公認会計士。
特許庁での審査官補、シンクタンクでの知財コンサルを経て、インターネット企業で知財戦略を考えています。
知財、法務、著作権、会計、音楽、小説、ぷよぷよ、将棋、マンガ、アニメ、ネット、ITガジェット

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