櫻井くんはキャスター業について「とにかくうちの事務所でまだ誰もやっていないことをやりたかった」と言っていましたし、ジャニーズ初のニュースキャスターだと言われていますよね。しかし「SMAPの中居くんはそれより前にスポーツキャスターを務めていたんだから、ジャニーズで報道の道を切り拓いたのは彼だ」と主張している人を見かけたことがあります。茉莉花さんはどう思われますか?メインで扱っている内容も全く違いますし、中居くんはあくまで"スポーツ"キャスターなので、私は少し的外れな主張のような気もするのですが…。

「中居くんが報道の道を切り拓いた」と言ってしまうと確かに違和感ですね。仰る通り、中居さんは「スポーツキャスター」であり、報道をやっているのは現状櫻井さんと小山さんのお二人だけでしょう。ただ、翔さんは「パイオニア」でありますがそれはとある数ジャンルにおいてのパイオニアでありすべてにおいてのパイオニアではないということに留意せねばならんと思っています。
(※ラップ方面だって厳密にはパイオニアではありません。ただ、継続的な「ラップ担当」というポジションとしてはパイオニアでしょう)
翔さんが「とにかくうちの事務所でまだ誰もやっていないことをやりたかった」と言っている時のイメージは夕方のニュースで「私は今○○県××市の現場付近に来ています。あっ、すみません少しお話伺えますか?」とスクープを取らんとするアレのはずです確か。少なくともそんなことは2003年当時まだジャニーズの誰もしていないはずです。というか2003年当時のジャニーズアイドルの将来像としてはだいぶアウトローなビジョンです。そこに進んだらそりゃあパイオニアでした。ただ、ZEROのキャスター就任を経由してオリンピックキャスターになっています。この道は既に中居くんが開拓した道です。結局中居くんと翔くんは異なる始点(野球が好き、司会業ができる/社会情勢に関心がある、取材ができる)から同じところに至っています。この状態で翔くんが高らかに「キャスターのパイオニア」と言ってしまうと中居さんサイドから「???」と思われても仕方がありません。ただ、キャスターを切り拓いたのが中居さんだからと言って、翔くんがやっている報道の礎も中居さんだと言ってしまったら翔くんサイドも「???」となってしまいますね。
この二人は大きく違うところがあると思っていて、例えるなら翔くんは「一般紙」で中居くんは「スポーツ紙」かなと。どちらにもスポーツ記事は載りますが視点も切り口も文体も異なります。そして世の中にはこの他に「地方紙」や「週刊誌」も「専門誌」もありますし、それで言えばテレビ番組にも「一般紙」のような視点の番組、「スポーツ紙」のような番組、「週刊誌」のような番組があります。ジャニーズのキャスター陣にも、キャスターと一口に言ってもこのように「一般紙」型、「スポーツ紙」型、「週刊誌」型のような違いはあるのではないでしょうか。そして正直、最近多様に増えてきたジャニーズキャスターの中でも「一般紙」とりわけ社会面・政治面の堅さを持っているのは翔くんくらいではないかと思っています。

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