大学教授になるのは大変だそうですが、なるとどんないいことがあるのですか?
「大学教授になる」という言い方をするときに、(A)「一般企業での就職ではなく研究者・大学教育者の道をえらぶ」という意味と、(B)「ポスドクや任期のあるポストから任期のない大学教員にされる」という意味で言う場合と(C)「准教授等から昇格して教授になる」という意味で言う場合と、いろいろありますので、どの意味で言っているのかをはっきりさせる方が混乱がなくてよいでしょう。
(A)の意味では、研究を続けられるというのが最大のメリットです。文系だと一般企業に就職しても研究はつづけられそうな気がしますが、実際に就職した人の話をきくかぎり、そうとう意志が強くないと企業で生活しながら研究を続けるのは難しそうです。ただ、大学も、最近は研究をしたらかえって周囲のひんしゅくを買う職場や職種が増えてきているようで、このメリットは減りつつあります。
(B)の意味では、とにかく明日の生活の心配をしなくてよくなる(まあ任期なしといってもいつでもリスクはあるわけですが)というメリットがあります。
(C)の意味でいうと、肩書きが「教授」になると給料が増えたり権限が増えたりする大学や分野もあるようです。国立大学で哲学系だとそういうメリットはほぼないので、「教授になっても何もいいことがない」というのがお答えになります。
(A)の意味では、研究を続けられるというのが最大のメリットです。文系だと一般企業に就職しても研究はつづけられそうな気がしますが、実際に就職した人の話をきくかぎり、そうとう意志が強くないと企業で生活しながら研究を続けるのは難しそうです。ただ、大学も、最近は研究をしたらかえって周囲のひんしゅくを買う職場や職種が増えてきているようで、このメリットは減りつつあります。
(B)の意味では、とにかく明日の生活の心配をしなくてよくなる(まあ任期なしといってもいつでもリスクはあるわけですが)というメリットがあります。
(C)の意味でいうと、肩書きが「教授」になると給料が増えたり権限が増えたりする大学や分野もあるようです。国立大学で哲学系だとそういうメリットはほぼないので、「教授になっても何もいいことがない」というのがお答えになります。