いつも先生のツイートを、楽しく読ませていただいております。ありがとうございます。 質問させていただきたいのですが、各種の面接や学会報告の際に受ける質問に、上手く応答するコツなどはありますでしょうか。想定外の質問をされると、頭が真っ白になってしまうことがあります。やはり、事前にできるだけ想定問答集を作っておくほかなのでしょうか。 どうぞよろしくお願いします。

.こちらこそありがとうございます。面接とか質疑応答はどうしても慣れなので、場数をふむのがやっぱ大切でしょうね。私も話下手でどうにもならんという自覚があるので、ここ数年は学会発表ほか、人前で話す機会を猛烈にたくさん作って経験を積んでいます。結果的にはまあ、以前よりはうまく話せるようになったのではないかと思っていますが、まあ、まだまだ鍛錬です。
.ほか、いろいろ方法はあると思います。
.1) うまい人のをとことん真似る:いろんな集まりとかで上手に答えている人のやり方から勉強するのがやっぱ有効です。できればそういう人と知り合いになって小一時間、問い詰めてみるのもいいんじゃないかと思います。
.2) 持ちネタを作る:想定問答集を丁寧に作るのももちろんいいと思いますが、あらかじめあらゆる質問に用意するのは無理ですよね。あまりそうしてたらかえって、考えてない質問がきたときにパニックになることもあります。なのであまり無理をせず、「どんな質問がきても強引にこっち方面にもっていく」という必殺ネタをいくつか持っておくほうが強いんじゃないかと思います。多少ズレていようとも、自信たっぷりにこじつければ案外いけるものです。
.3) 言葉の言い換えを上手にする:「ネガポ辞典」みたいなのってとても有効です。ちょっと自信がない話になるとついついネガティブな言葉を使ってしまいがちですが、そんなときにすかさずポジティブな言葉に変換すると印象がまったく違います。あるいは相手からキツめの質問をされた場合でも、それを単にポジティブな言葉に言い換えるだけでもそれなりのうまい返答になったりするものなんですよね。
.パッと思いつくのはそんなとこです。まあ、このへんはぶっちゃけ小手先のテクニックなので(もちろんそれは大切ですが)ちゃんと中身のある話ができるようにふだんからいろいろストックしておきましょう、という正論でまとめ。

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岡口裁判官によって柳は迷惑かけられてるの?柳は法曹じゃないから関係なくない?

.まあ、本名で SNS やることのリスクが間違った感じで広まってしまったというか。

大学から人文系を無くせという声はあるが、数学を無くせという声はあまりないのはなぜでしょうか。数学の研究は、直接もしくはすぐに役に立たなくても必要だと思われていて、他分野や社会から一目置かれている。人文系もかつてはそうだったはずで、それが変わったのはいつごろで、なぜそうなってきたのでしょうか。

.入試科目として数学が重要になったから、数学なくせなんていうとバカっぽく思われるからじゃないかな。文系科目は誰でもそこそこできるので0点はないけど、数学はコンプレックス刺激しやすいし。あと、もともと数学のポストなんてほとんどないけど、人文系は大学の拡大とともにどんどん増えたので、いろいろ恨みも買っているのだろう。

ここ数年ヤクルト村上が不振なんだけど、これは柳もまた村上ファンを公言できるのでは?

.あのホームランがいいのであって、打たない村上なんか知らんわ。

こいつまじで馬鹿だなって思ってもらって、それで出てってくれるならそれでもいいんだけど?

.出ていかないっしょ。あーこいつ馬鹿だなーと思われながら表面上で言うことだけ、みたいになる。人を出ていかすのはとんでもなく難しいんだから、入れた以上は力を生かしてもらうように工夫しないと仕方がない。

職場の院卒の若手が全然使えないです。机上の学問は実務じゃ通用しないんだよってマウンティングしてもいいですか?

.うわこいつマジで馬鹿だなって思われるだけだよ。

柳は新書とか書く予定ある?これから出す単著のエッセンスだけ抽出した初心者向けみたいなやつ

.日本語で一般向けの仕事をするインセンティブがとことんなくなっているので、そんなゆるいものは書かないと思う。

「講談社現代新書を書くのに向いてそう」は文系研究者が言われるのは嬉しいですか?

.講談社、中公、岩波だったら悪口とはそうそう思われないんじゃないか。

三権分立における司法権の独立って観念的過ぎてこういう事態にきめ細やかに対応できないよね

.そんなの自分が観念的にしか理解してないからだよ。弁護側の主張を読むだけでも、賛否はともかくいろんな論点がある。

裁判官って停職や減給ができないから何かやったら弾劾裁判で罷免するかしないかってなっちゃうのだろうか。

.日本の制度上はそう。アメリカではそれが問題になって、連邦裁判官の場合、連邦裁判所内で懲戒の手続きがいろいろ作られた。でも身内に甘いことが問題になって結局、弾劾になる例が最近は目立っている。しかし、連邦議会(特に下院)も弾劾は最後の手段と考えていて、担当の事件に直接関係する非行(賄賂とか)でなければ最終的な弾劾には至りにくい。どや、詳しいやろ。

おじさんは「侮辱したな!法廷で会おう!」みたいな心境になることってないの?もしあるとしたら、それはどんなとき?

.おじさんじゃねーし

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