全文(http://ideapad.jp/2d9b53f9/view/)3つも続かないで!!!!まとめてくれ!!!まず、冷静な情報が少なく、アドバイスが難しいです。DV被害を受けているなら、気の毒だとは思いますが、カワウソ個人で責任を持った対応はできません。まずはお母さんや親類縁者、学校や行政機関に相談してください。ここから、あなたが虐待を受けているのではなく、単純にお父さんと上手くいかないことで悩んでいると仮定して返答します。 あなたは今、お父さんを鬼か悪魔かみたいに思っているかもしれませんが、よく分からないなら尚更、本人と冷静に話し合い、考えを知った方がいいです。もしかしてお父さんは、お金がかかるとしても画材のことまで頼って欲しかったのかもしれません。人生にわざわざ「敵」を作ることはありません。倒すべき「敵」がいると楽チンだからです。楽するのはあんまりおすすめしません。また、蛇足ですが、ビルゲイツが学生向けの講演で引用したとされる、Charles J. Sykesの「学校では勉強できない11のルール」を読んだことはありますか?かなり話題になったので、知っているかな。 この中でカワウソが一番いいなと思うのは、やっぱり「Life is not fair - get used to it.(人生は公平ではない。それに慣れよ)」です。「慣れる」と訳すと「何も感じなくなる」「諦める」のニュアンスを感じますが、「get used to」は「使いこなす」の方がしっくり来るので、個人的には「人生は公平ではないことを知り、そのことを使いこなせ」と読み解いています。倒れるほど頑張っているのは偉いですが、死に物狂いでやっと週3回予備校に通うあなたより、週6回予備校に通う人のデッサンの方が上手いかもしれない。あなたが大事に使うホルベインの絵の具をガンガン絞り出す子の着彩は美しいかもしれない。その差は世の中にハッキリとあり、努力しても簡単に埋められないこともあります。美大に入るのはゴールではなく、スタートですよね。芸術を専門的に学びたいという意志が固いなら、先のことまで考えて、入試で全力を使い果たさないようにしましょう。 入学後は大学生活を送り、さらにその先「アート業界」という小さく特殊な世界で生きていくなら、この先ずーーっと、生まれつき余裕があって、英才教育を受けていて、死に物狂いにならなくていい人たちに囲まれて戦う日々が待っています。 何の業界にせよ社会に出るとひとりで土俵に立たされ、背景の事情は何も加味してもらえないのが常です。公平でない人生を使いこなす技のひとつに、世の中の「当たり前」の潮流を無視するというものがあります。歌手のアンジェラ・アキさんが36歳でバークリー音楽大学へ留学したニュースを読んだ時、すごく感心してワクワクしました。ナタリー元編集長の唐木元さんもバークリー音楽大学へ入学しましたが、当時40歳くらいじゃないかな。編集者でコラムニストの岡田育さんも、絶賛日本で活躍中だったのに、去年からニューヨークの美術学校に通っていらっしゃいます。中学、高校、大学、就職と順番通りにみんなと同じイベントをこなす人達も偉いですが、その大きな川の流れを遮ったり遡ったり、自由奔放で力強い人を見ると、人生ってそういうことだよなぁと思います。 100年経っても芸術は逃げも隠れもしません。世の中はあなたに公平に挑んで来ないし、あなたも世の中に公平に挑む必要はないのです。「学校は勝者・敗者を決めなくなったかもしれないが、人生は違う。」 これも11のルールのひとつです。 カワウソが知っている中でも確実な「人生に負けない方法」があって、それは「土俵から降りない」ことです。様々な業界の第一人者と話していると、どの人も自分が特に優れていたわけではなく、ずっと続けていたらいつの間にか先頭になったのだと言います。負けなければ勝ちというシンプルなことがどれほど難しいか、その具体例は、これからいくらでも目に入ってくると思います。 第一関門で燃え尽きないように、心に余裕を持てるやり方を探してみてください。